お酒を嗜む人間にとって、「へけっ?」と困惑してしまう質問があります。それは、「どれくらい飲むんですか?」という質問です。もし、あなたの気になる異性が、ビールだろうと焼酎だろうと……何にせよお酒を嗜むのであれば、「どれくらい飲むんですか?」という質問は絶対に禁句です。
・量を問われてもわからんっちゅーの!
手っ取り早く例を挙げます。これは、「お酒を嗜む人・あるある」だと思うのですが……
お酒を飲まない人:「○○さんって、お酒は好きですか?」
お酒を飲む人:「大好きですよ」
お酒を飲まない人:「へー、どれくらい飲むんですか?」
「どれくらい」とたずねられても、いちいちカウントして飲んでいるわけでもなし、ましてやレシートをチェックして、「今日は中ジョッキを何杯だったか」など確認しているわけでもなし、ぶっちゃけどれくらい飲んでいるのか見当もつかないのです。
そのため「けっこう飲みますよ」など、曖昧な答え方になってしまうのですが、「けっこうってどれくらい?」と、さらに詰め寄ってくる馬鹿者もいるので困ったものです。多くの酒好きにとって、これほどイラッとくる質問はありません。気になる異性をイラッとさせたくなければ、飲酒量に関する質問は控えたほうが無難でしょう。
・量よりも○○を聞いてください
飲酒量よりもむしろ、酒の種類をたずねられる方が、多くの酒好きはワクテカします。「どれくらい?」ではなく、「何を?」のほうですね。たとえば筆者の場合は、3度のメシよりビールが好きなので、ビールの話をしているだけでノリノリになります。焼酎が好きな人も、芋か麦か黒糖か……などの話題になればキラキラするでしょう。願いですから、飲酒量ではなく、酒の種類を聞いてください。
・種類のお次は○○○についての質問歓迎!
酒の種類に対する好みがわかったら、次はツマミについて聞いて頂けますでしょうか。「ビールって、何を一緒に食べると美味しいですか?」という質問です。この質問は非常に建設的で、「じゃあ、今度一緒に食べに行きましょう」と、食事デートの約束が成立します。
「ビールにはやっぱりキムチ!」だったら、「じゃあ新大久保界隈で韓国料理を食べましょう」となります。「ビールにはやっぱり餃子!」だったら、「じゃあ中華街まで足をのばしましょう」となります。「ビールにはやっぱりソーセージ!」だったら、下ネタにもなります。
ここまで読んで、お酒を飲まない人は、「酒好きは面倒くせえなあー」と思ったかもしれません。しかし、それが好きな人となれば、面倒も乗り越えられるはず。お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。