最近、「ジビエ」という言葉をよく聞く。ジビエとは狩猟で食材用に捕まえた野生の鳥や動物のことだ。要するに、野生のイノシシとかウサギとか鹿とかの肉ということである。
なかなか興味深いがイキナリ狩猟肉とかちょっと敷居が高いなぁ……と、思っている人に是非とも試してほしいジビエがある。それはベッカーズの「鹿肉バーガー」。手に入りやすく、比較的リーズナブルに食べられるのでちょっと試してみたい人にピッタリなのだ。
・ベッカーズの鹿肉バーガー
JR東日本グループのカフェ「ベッカーズ」では、ここ数年、秋になると鹿肉バーガーを提供している。それが今年もやってきた! 2014年11月1日より販売となった「信州ジビエ鹿肉バーガー(690円)」だ。
ハンバーガー1個に690円とは高い気もするが、実物を見るとそんな思いも吹き飛ぶはず。ベッカーズのハンバーガーは、どこかのぺしゃんこバーガーにあらず!! 広告の写真と同じ、それ以上かと思わせるボリュームなのだ。
・牛肉とは明らかに違うパティ
注文を受けてからグリルされる100グラムのぽってり鹿肉パティ。ガブリっとかじりつくと、パティ(ハンバーグ)は牛肉のそれとは全く異なることがわかる。柔らかでありながら、「ぷりっぷりっ」と音を立てそうなほどの弾力なのだ!
肝心の味はというと、ズバリ「淡白」。強い主張は感じないのでクセがないと言えばない。だがその一方で、牛や豚、鶏とは明らかに異なるので、クセがあると言われればある。不思議な味わいである。
・玉ねぎとマスタードがいい仕事してる!
鹿肉バーガーは、信州の鹿肉を使用したパティのほか、長野県産のあわび茸、玉ねぎ、鹿肉ダシに赤ワインが加えられたソース、そして粒マスタードが自家焼成の酒種(さかだね)バンズ(パン)にサンドされている。
パティだけを食べ続けると正直ツライものがあるのだが、そこはシャキシャキ玉ねぎと赤ワインのソース、マスタードの酸味がうまいことバランスをとってくれる。
鹿肉に目を奪われがちだが、使用されている全ての食材を一緒に口に運んだときに、信州ジビエ鹿肉バーガーの真価が発揮されるように感じた。これはナイフとフォークを使って上手に食べたいところである。
・11月10日からベックスコーヒーで鹿肉ドッグ!!
なお、信州ジビエ鹿肉バーガーは数量限定で12月31日まで、カフェ&デリベッカーズ池袋東口店、R・ベッカーズ田町店を除いたベッカーズ18店舗で提供予定だ。
さらに、11月10日からは、ベッカーズよりもはるかに店舗が多い系列店「ベックスコーヒー」でも信州産の鹿肉を使ったソーセージを使用した「信州鹿肉ジビエドッグ(480円)」を発売予定である。今年はジビエにチャレンジしてみたい! という人は試してみるといいかもしれない。
参考リンク:ベッカーズ、ベックスコーヒー
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24
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▼さっそくテイクアウトしてみた!
▼写真と違わずズッシリだ
▼この玉ねぎ&マスタードがいい仕事をしているのだ
▼プリップリの鹿肉パティ
▼し か に くっ!
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