以前ロケットニュース24で取り上げた「アユの塩焼きドッグ」。京都水族館内にある『ハーベストカフェ』で販売されており、ソーセージの代わりに、アユの塩焼きがパンに挟まれたホットドッグである。
今回は、『ハーベストカフェ』内の「アユの塩焼きドッグ」以外のメニューにフォーカスしたい。というのも……カフェでは、「京漬物ドッグ」や「オオサンショウウオ清流ソーダ」など、他ではなかなか味わえないメニューがズラリ。「そこまでやるか!」と思ってしまうほど、“京都らしさ” をとことん追求しているのだ。
・京都らしすぎるメニューの数々
カフェのメニューは、「京漬物ドッグ」、「オオサンショウウオ清流ソーダ」以外にも、「季節の京野菜ソフトクリーム(鹿ヶ谷南瓜)」、「京野菜焼き肉バーガー」、「九条ねぎのていっぱいチキンバーガー」、「丹後の塩を使ったフライドポテト」などなど。いずれも、とことん “京都らしさ” にこだわりまくっているようだ。
読者の中には、「なぜオオサンショウウオが京都?」と思う人もいるかもしれないが、オオサンショウウオは、水族館内の「京の川ゾーン」に展示されている。そのため、カフェのメニューにもなっているようだ。ちなみに、数カ月前には鴨川の四条大橋付近でオオサンショウウオが発見され、ネット上でも話題になった。
あまりにも京都らしいメニューが多いため、その全てをお伝えできないが、ここでは「京漬物ドッグ」「オオサンショウウオ清流ソーダ」「季節の京野菜ソフトクリーム」に絞って紹介したい。
・「すぐき」を使った「京漬物ドッグ」
京都を代表する漬け物の1つに「すぐき」がある。「京漬物ドッグ」は、その「すぐき」を使ったホットドッグ。アユの塩焼きドッグと同様、こちらもネーミングからして、なかなかの “変化球” である。
実物を見ると……「京漬物ドッグ」は、ソーセージと「すぐき」が、パンの間に挟まれている。通常、タマネギのみじん切りなどが入っているスペースに、「すぐき」である。見た目は、全くもって違和感なし。あまりにもピッタリフィットしているぞ。
そして味はというと……見た目以上にジャストフィット! 「すぐき」のコクのある酸味と塩味が、ホットドッグにうまく馴染んでいるようだ。個人的には、通常のホットドッグよりも、こちらの方がいい! これは文句なしだ!!
・“はんなり” した「季節の京野菜ソフトクリーム(鹿ヶ谷南瓜)」
「季節の京野菜ソフトクリーム(鹿ヶ谷南瓜)」は、その名の通り、カボチャ味のソフトクリーム。こちらは、ほのかにカボチャの風味が感じられた。その “ほんのり感” がいかにも京都らしい。
強く主張はしないが、確かにカボチャ。どこか上品な甘さで、“はんなり”したソフトクリームであった。
・抹茶味の「オオサンショウウオ清流ソーダ」
そして、「オオサンショウウオ清流ソーダ」である。ネーミングのパンチ力が際立っているこちらは、「スーベニア マドラー付ドリンク」というメニューの1種。「スーベニア マドラー付ドリンク」は、水族館の生物がマドラーになっている炭酸ドリンクだ。
「オオサンショウウオ清流ソーダ」も、マドラーの先端はオオサンショウウオになっている。そして、ドリンクの色は緑。特にカップの下部分が濃い緑で、2層になっている。見た目からして、オオサンショウウオが生息していそうだ。何と言う細部へのこだわり! この細やかさが京都らしい。
そのマドラーをかき回すと……まるでオオサンショウウオがドリンクの中を泳いでいるかのよう。子供ならこれだけでテンションが上がるに違いない! 味は抹茶味で、清流ソーダと言う通り、甘さ控えめでスッキリとした味わい。舌だけでなく、目でも楽しませてくれるドリンクだ!
なお、「スーベニア マドラー付ドリンク」には、オオサンショウウオ清流ソーダ以外にも、レモンソーダの「ドルフィンダイブ」、ブルーキュラソーソーダの「ペンギンスイム」、カシスソーダの「ゆらゆらジェリーフィッシュ」がある。
・“京都らしい” だけではない
今回、食べてみた3種のメニューは、いずれもおいしく、“京都らしい” だけではなかった。この完成度だと他のメニューも期待できそうな予感がする! 京都水族館を訪れた際は、『ハーベストカフェ』に立ち寄って、味わってみてはいかがだろうか。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ハーベストカフェ
住所 京都府京都市下京区観喜寺町35-1
時間 9:00~17:00
参考リンク:京都水族館(英語)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼こちらが「京漬物ドッグ」。価格は360円
▼「すぐき」、たっぷり
▼もちろん、中にも「すぐき」
▼「オオサンショウウオ清流ソーダ」は450円
▼2層になっており、下の部分は濃い緑
▼このマドラーを引っ張り上げると……
▼オオサンショウウオだ!
▼顔の丸みがオオサンショウウオっぽい!
▼マドラーをかき回すと泳いでいるように見える
▼アユの塩焼きドッグと一緒にオーダーするのもアリだ!
▼“はんなり”した「季節の京野菜ソフトクリーム(鹿ヶ谷南瓜)」。こちらは360円
▼京都水族館の中にある……
▼「ハーベストカフェ」だ
▼なお、こちらが鴨川で発見されたオオサンショウウオの動画