【直接インタビュー】正直その人気の理由がピンと来ないから「藤井フミヤ」ファンに一体何が魅力なのか聞いてみた！

歌手の藤井フミヤ（ふじい ふみや）さんの芸能活動が31年目に突入した。1983年にチェッカーズのボーカルとしてデビュー、1993年からはソロとしてアーティスト活動を精力的に行っている。その外見からは想像もつかないが、なんと現在52歳であるというから驚きだ。

藤井フミヤ……。大ヒットした「TRUE LOVE」や「Another Orion」以外は知らないという人は多いのではないだろうか？　だが2014年も35公演の全国ツアーを行うなど、ファンは確実に彼を支持しているのだ。一体何に惹かれているのか？　そこで9月下旬の国際フォーラムライブに集まったファンたちに、直接その魅力を聞いてきたぞ！

・会場はマダムたちだらけ

会場に到着すると、パッと見で95%以上は女性である。そして、先述したようにフミヤさん自身が52歳なので当然と言えば当然なのだが、圧倒的にマダムたちが多かった。おそらく40代以上のファンが9割を占めるだろう。

・ファン歴が長いと意見が出づらい

さっそく話を聞いてみると、なかなか意見が出てこない……。以前ご紹介した、松田聖子さんのときもそうであったが、ファン歴が10年どころか30年近くなると、好きなことが当たり前で、もはや生活の一部になっており、具体的な理由として挙がりづらいのだ。

・幅広い楽曲

それでも何とかひねり出してもらうと、「声がいい」「楽曲がいい」「ライブパフォーマンスがすごい」という意見が聞かれた。フミヤさんのヒット曲はバラード系の印象があるが、実際はロックからクラブミュージックまでと、幅広い音楽性を兼ね備えているらしい。

・フミヤさんが最初のものが多い

やることが斬新、先進的という意見もあった。ファンの情報では、ライブ会場でサイリウムを利用した応援、円形ステージの使用、日本武道館での年越しライブなどは、全てフミヤさんが最初だという。何歳になっても新しいことにチャレンジする姿勢も、ファンにはたまらないようだ。

・リハーサルや楽屋見学もある

「ファンを大切にする」という意見は今回も聞かれた。フミヤさんのライブでは、当選者がリハーサルや、開演前の楽屋を見学できるという。その際、普通に本人と会話をしたり、撮影したりすることも可能で、中には「衣装の相談をされた」という人もいた。

・いい歳の重ね方をしている

印象深かったのは「自然ないい歳の重ね方をしている」という意見だ。とても52歳には見えないが、決して若作りしているわけではないらしい。ファンから見ればしっかりとシワは増え、「老けたなー」と思うこともあるらしいが、無理のない自然な歳の取り方で、それがいいという。

・自然な振る舞いがいい

以前ご紹介したが、フミヤさんはそうめんが大好きだったりするなど、一風変わったこだわりが多いようだが、それを隠さず自然に振る舞っている姿が、とても素敵に見えるようだ。ご夫人とのデートの様子も公開されており、それすらファンには魅力的に映るという。

・素敵な歳の取り方のお手本

30年近く応援している人がいい歳の重ね方をしてくれたら、ファンにとってこんなに嬉しいことはないだろう。『素敵な歳の重ね方』は誰にとっても人生のテーマであり、その答えがない。意識的でないにせよ、自然にいい歳の重ね方をしているフミヤさんにファンは惹かれているのだと感じた。

ソロ活動開始以降、フミヤさんは毎年欠かさずライブやツアーなどの音楽活動を行っている。1993年以降、20年以上毎年……である。目立たないかもしれないが、これは凄いことだ。藤井フミヤさんの素敵な歳の重ね方と、途絶えない音楽活動に期待したい。

参考リンク：藤井フミヤ オフィシャルサイト
Report：P.K.サンジュン
Photo：RocketNews24.
こちらもどうぞ → 『ファンに人気の理由を聞いてみた』シリーズ