野球界で最高峰の舞台といえばアメリカのメジャーリーグ。近年では日本人選手の活躍もあり、以前とは比べものにならないくらい身近になっているが、抜群の身体能力を持った選手を改めて見ると、その迫力に圧倒されるものだ。
そんなとんでもないプレーをするイメージのあるメジャーリーグだが、先日の試合で “ある意味とんでもないプレー” が炸裂したので、今回は動画「Multiple errors allow two runs to score」と共にそちらをご紹介したい。
・先日の試合
そのとんでもないプレーは2014年9月9日に行なわれたロサンゼルス・ドジャース vs サンディエゴ・パドレスの一戦で見られた。8−1とドジャースが大きくリードし、迎えた6回表のことである。
・一連の流れ
1アウト走者一、二塁でパドレスの攻撃中。パドレスとしては少しでも点差を詰めたい……ドジャースはキッチリ流れを切りたい……というシーンで起きた一連の流れを簡潔に表すと次のようになる。
センターがフライを猛ダッシュで捕球 → 一塁でもアウトを狙うも悪送球 → 逸れたボールを捕手が二塁へ悪送球 → さらに逸れたボールをセンターが本塁へ悪送球 → 結局一塁ランナーまでもホームイン
……といったように、センターフライからエラーが連鎖して2点入ってしまったのである。まるで草野球を見ているかのようなグダグダぶりは、もはやヒドいとしかいいようがない。
・試合結果
手痛いミスをしてしまったドジャースだが、試合は9−4で勝利。最悪な展開は免れたものの、ファンは見ていて複雑な心境だったに違いない。プロといえどもひとりの人間でミスはあるが、ここまでエラーが連鎖するのは許されないことだ。
・日本プロ野球での最悪プレー
ちなみにこのプレーを見ていると、2013年7月10日の横浜 vs 広島の試合で起きたエラーを思い出してしまう。実況に「これは奇跡だ!」と言わしめた最悪プレーを覚えている人も多いのではないだろうか。