サイバーシティ・秋葉原からつくばエクスプレスで約1時間。終着駅「つくば」から、バスでさらに1時間揺られ、筑波山のふもと「つつじヶ丘」停留所に着いた。
目前にそびえるはガマの油で名高い筑波山。その登山口駐車場の隅っこに『筑波山ガマランド』という、昭和の雰囲気を冷凍保存したような、忘れられた小さなテーマパークがある。
テーマパークといえど、ほとんどの乗り物は瀕死の開店休業。まともに稼動しているのは「ガマ洞窟」というお化け屋敷系の潜入アトラクションのみだが、これがもう施設全体から「終わってる感」漂いまくり。と思いきや侮るべからず。入って驚いた!
・高齢化社会、孤独死、社会問題系の不思議な怖さ
あまりの寂れ具合にひるんだ私。だが、これを見るためにアキバから2時間もかけてここまで来たのだ。どんだけ終わってようが行くしかない。と、売店のおばさんからチケットを買って暗い洞内に足を踏み入れた。
余談だが、ついでにおばさんを撮ろうとカメラを向けると、黄色い声で「イヤーッ」と叫ばれビックリ。まるで女学生のような初々しい反応に萌えた。
しんしんと暗い人口洞窟内には、孤独な独居老人の家に散乱してるような調度品が殺伐と飾られていて、別の意味で怖い! なんつーか、じわじわ不安になる身も蓋もない怖さと言いましょうか。
余韻も冷めやらぬなか食したカレーは懐かしいおふくろの味。帰りがけ、ロープウェーで筑波山の頂上にも立ち寄りつつ、昭和の夏休みを満喫したような、そんな満ち足りた気分になれた。みなさんも夏休みの暇つぶしにいかが?
Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.
▼駐車場の隅にごちゃっと圧縮されたテーマパークが!
▼筑波山名物・ガマ洞窟はこちら
▼大人500円。ここまで来たら入るしかない
▼ウワッ!なんだこれは!?
▼私の胸の内を読み取ったかの如く「払い戻しは致しません」
▼ギェーッ!お化け屋敷か?
▼銃剣が血まみれだ!
▼ヒッヒエーーッ! てっ天狗!と、冷静な自分に気づいたりして
▼この人形だけは素で怖かった
▼出口には「大小御宴会承ります」のプレートが!
▼ハラハラ、ドキドキの後は
▼世界の料理がお楽しみ頂けます!
▼カレーを注文したら緑茶がついてきた!
▼上はこども広場。こどもじゃないけど行ってみよう
▼無料スペースシャトル!?
▼こ、これか……
▼コックピットは小さすぎて入れなかった
▼又、来ます
▼楽しすぎて17時過ぎたら帰れなくなります。ご注意を。