友達でも恋人でもない、しかし発展しそうな気配のあるカップルにとって、会話でのささいな一言は重要である。より深く発展するのか、それともこれ以上距離が縮まることはないのか、小さな一言が大きく左右する。
そんな関係にあって、女性が絶対に言ってはいけない一言がある。それを聞くと大抵の男性がドン引きする言葉だ。「ハゲ」とか「デブ」とか外見に対する言葉ではない。また「年収は?」とか「元カレが……」とかステータスに関するものでもない。その一言とは「ちょうだい!」だ。別の言い方であれば、「それください」とか「それ欲しい」になる、すぐに「欲しい」アピールをすると、もれなく男はドン引きする。
・言ってみた程度でもダメ
この言葉は「言ってみた」という程度で使ってはいけない。なぜなら、『言えばもらえる』という思考パターンが丸わかりになるからだ。この一言を聞いた瞬間に、『この~、甘え坊さんめ~!』とはならない。むしろ、『こいつ舐めてんのか?』という疑念がわくだけである。カマをかけるつもりで使ってはいけない。
・お前もか!!
そもそもなぜ、『舐めてんのか?』となるかと言えば、そうやって人からモノをもらってきた過去が、浮き彫りになっているからである。つまりは過去の経験から裏打ちされた言葉であり、しかも厄介なことに、『そんな私、カワイイでしょ?』と言わんばかりの口調で繰り出されることが多い。もし男性が、その手で辛い経験をしていたら、『お前もか!!』となること間違いなしである。
・自発的に買うフリをする
もしも女性が本当に、『これマジでくれねえかな~……。プレゼントしてくれてもよかろうもん!』と思っていたら、こう言った方がいい。
「それ、どこに売ってるの?」
「それ、いくらくらいだった?」
自発的に買う意志を、一度示した方がいい。すると、フトコロの大きい男なら、「いいよ、あげるよ」とか「新しいの買って来ようか」と言った具合に、俺が用意するアピールをしてくるはずだ。もちろんこれは、モノにもよる。車や家のような高額なものであれば、「それどこで売ってるの?」という質問さえ、バカバカしくなってしまうので要注意。
・みんな言ってるぞ
とにかく平気で「ちょうだい」という女性は、関わりのある男性だけでなく、その周りの人も結構引くので、使い方を間違えないように。こっそり男友達から『あいつマジであり得ねえ』とささやかれることになりかねないぞ!
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnew24