バラエティ番組などにも出演している人気声優の金田朋子さん。さまざまなアニメ作品に出演する彼女は、同時に声優界一の天然キャラとしても知られている。そんな彼女が、アニメの番組企画に出演。そこで放送事故レベルの衝撃を与えたのだ。金朋ヤベエ!
・アニメ化プロジェクト「チャンネル5.5」の第3回目
放送事故レベルのハプニングが起きたのは、名作漫画のパロディアニメ化プロジェクト「チャンネル5.5」の事前発表生番組だ。「チャンネル5.5」とは、バランス栄養食の「カロリーメイト」が、CGクリエーターFROGMANさんとタッグを組み、有名漫画の原作を完全に無視してアニメ化していくプロジェクト。
プロジェクトのシーズン1が『金田一少年の事件簿』、シーズン2が『攻殻機動隊 ARISE』、そして2014年7月31日より始まる待望のシーズン3が、音楽漫画の金字塔『のだめカンタービレ』。その主人公、のだめ(野田恵)役を担当したのが、金田朋子さんだったのだ。
・番組開始早々の強烈ジャブ
彼女は、他の共演者や監督を務めたCGクリエーターのFROGMAN さんらと共に、ニコニコ生放送の番組「チャンネル5.5版『のだめカンタービレ』公開直前 生SP」に出演した。
番組がスタートするやいなや、彼女は「生放送はパンツを履いていないイメージ」と発言。異次元の天然っぷりを見せつけた。世の中に「天然」と呼ばれる人は数多いが、彼女レベルは滅多にいないだろう。それゆえか、なぜか番組が完全に彼女のペースで進行していく。
・お題を与えられて絵を描く
そして、お題を与えられて2分で絵を描くコーナーで、金田さんの個性的すぎる感性が爆発した。1つ目のお題は、「千秋とのだめ」。言うまでもなく、千秋は『のだめカンタービレ』に登場する天才指揮者・千秋真一、のだめはピアニストの野田恵である。
そこで金田さんがどんな絵を描いたのかというと……、もはや人かどうかも判別するのが不能なレベル。かろうじて目と鼻、口は分かるが、なぜか顔の輪郭が点線……。『のだめカンタービレ』で主人公を演じていることが、信じられないクオリティーである。
いや、『のだめカンタービレ』を全く知らない人でも、これを描いたら事件。この絵を描くのが許されるのは、せいぜい小学校低学年くらいまでではないだろうか。
・2回目も期待を裏切らない
絵を描くコーナー、2つ目のお題は「ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ」。これは作中で登場する料理だが、意味がわからないため、出演者のみなさんは名前からイメージを膨らませながら、描いていく。そこで彼女が発表した絵は、またしても予想を裏切らないクオリティ。ニワトリに人の頭が乗ったような絵だったのだ。
・紙芝居に乱入
その後も紙芝居に乱入するなど、自由すぎる振る舞いで、出演者とスタッフを混乱させた彼女。番組を見た多くの視聴者の心に、彼女の印象が残りまくっていることは間違いない。
・シリーズ最大の問題作
ちなみに2014年7月31日からはじまるチャンネル5.5版の『のだめカンタービレ』は、シリーズ最大の問題作と言われているのだとか。その問題作っぷりが、十分過ぎるほどに伝わる生放送であった。
参考リンク:チャンネル5.5、ニコニコ生放送
執筆:佐藤英典
▼チャンネル5.5版の『のだめカンタービレ』で“のだめ”役を担当する金田さんが……
▼監督を務めたCGクリエーターのFROGMAN さん(右)、声優の梶裕貴さん(真ん中)らとともに番組に出演
▼お題を与えられて絵を描くコーナーで発表されたFROGMANさんの「千秋とのだめ」。さすがだ!
▼一方、こちらが金田さんの「千秋とのだめ」。
▼輪郭が点線……
▼FROGMANさんの「ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ」。「ミレリーゲ」という語感から金田さんを連想したのだとか。
▼一方、こちらが金田さんの「ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ」。
▼恐ろしい……。
▼挙げ句の果てに紙芝居に乱入。もう無茶苦茶である。