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【昭和スイーツ】東京下町のわび・さびなお店『愛玉子』で台湾生まれのツルツル・シコシコ食感を体験 Byクーロン黒沢

2014年7月27日

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「愛玉子(オーギョーチィ)」とは、台湾北部の山間地に自生するイチジク系の植物から抽出した成分を寒天状に固めたぷるぷるデザート。

愛玉子自体には味がなく、台湾ではレモン味のシロップに漬けたものをスイーツ系屋台の店頭で良く見かける。透き通った爽やかな黄色、寒天と似ているようでちょっと違うサッパリした食感が特徴だ。

中華の世界では「渇きを癒やし、身体の熱を下げる」と言われる、まさに夏にピッタリなこのデザートを、上野・谷中の奥の奥で、な、なんと昭和9年からひっそり提供する超老舗のお店があった!

・ラストエンペラーの時代から続くスイーツショップ

最寄り駅はJRの上野、日暮里、鶯谷。そして千代田線の根津。どの駅からも等間隔に離れた僻地、東京芸大そばにその店はある。

昭和9年(1934年)といえば、満州国でラストエンペラー・溥儀が即位した年。貫禄たっぷりのお店に入ると、震度2で大変なことになりそうな、微妙なバランスで配置された調度品がびっしり。椅子、テーブル、扇風機なども含め、昭和初期のまま時間が停止している。

・レモンシロップ風味もいいけど他の味もイイ!

看板メニューの愛玉子は、見かけもブルブルの食感も、後味の爽やかさも夏にぴったり。台湾でよく食べたレモンシロップ風味もいいけど、この店独自と思われる苦みばしったウィスキー風味、舌触りも一層滑らかなアイスクリーム風味もいい。歩き疲れたときなどは、アンミツバージョンもお試しあれ!

トイレを借りたさい、おかみさんのプライベート空間があまりに近すぎ戸惑ってしまったが、特に主張してるわけでもないのに「歴史」をこれほど感じさせる店もそう無い。現存するうちに、ぜひ訪れておきたい。

・今回ご紹介した店の詳細データ

店名 愛玉子
住所 東京都台東区上野桜木2-11-8
時間 10:00~18:00(売り切れ閉店)
休日 不定休

Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

▼年季の入った看板であります

▼サンプルのコーヒーカップがすごいことに。3.11の影響?

▼これがオーギョーチィだ!

▼レトロな店内

▼震えが来るような独特の書体がステキ

▼スイーツ屋と思いきや、清酒も出してます

▼その名もチーウィスキー。渋い大人の味でした

▼こちらはチークリーム。透き通った黄色が涼しげ

▼これが愛玉子の原料。何となく、見せないほうが良いかも? と思った。

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