近年、世界の音楽シーンをけん引してきた有名実力派ミュージシャンの訃報が相次いでいる。そんななかまた1人、伝説と崇められた人物がこの世を去った。
ブルースギターで世界を魅了した、ギターリストのジョニー・ウィンターが亡くなっていたことが明らかになったのだ。彼は3大ギタリストの1人、エリック・クラプトンにも多大なる影響を与えたと言われている。ブルースに人生を捧げた偉大なるミュージシャンの死に、世界中の音楽関係者は衝撃を受けているようである。
・仲間の妻が死を報告
海外の音楽情報サイト「Consequence Of Sound」によると、ジョニーの死は彼の音楽仲間であるリック・デリンジャーの妻が明かしたものとのことだ。
・68年にデビュー
ジョニーは1968年にデビュー。当時、レコード会社が新人の彼に巨額の契約金を支払ったため、デビューと同時に脚光を浴びることとなった。翌年69年に40万人を集めた「ウッドストック・フェスティバル」に出演。以来、ブルースギターの実力者として活躍することとなる。
・9月にアルバムがリリースされる予定だったが……
2004年に『I’m A Bluesman』というスタジオアルバムをリリースし、それが最後ではないかとささやかれていたのだが、2011年にカバーアルバム『Roots』をリリース。今秋の9月に、『ステップ ・バック』という題名のニューアルバムがリリースされる予定であった。その発売を待たずに、この世を去ってしまうとは……。
彼に影響を受けたアーティスト・ミュージシャンは、世界中に数えきれないほど存在するだろう。あらためてジョニーの冥福を祈る。
参照元:ジョニー・ウィンター公式サイト、COS(英語)
執筆:佐藤英典