欧州サッカーはいよいよ佳境に入り、リーグ戦も終盤だ。上位では優勝争い、下位では降格圏脱出へと熾烈な争いが繰り広げられており、そういった試合では一瞬で明暗を分ける展開もめずらしくない。
そこで今回は、今シーズン終了を前に昨年起きた奇跡のようなシーンを動画と共に振り返りたい。YouTube にアップロードされたタイトルは「Watford vs Leicester City 3-1 AMAZING Finish」だ!
・イングランドでの試合
動画は2013年5月12日に行なわれたイングランド2部リーグのワトフォードFC vs レスターシティFCの試合。1部プレミアリーグへの昇格を賭けたプレーオフ・準決勝のロスタイムのことである。
・第2戦の後半ロスタイム
2−1で迎えたロスタイム。アウェイでの第1戦を1−2で敗れたワトフォードはPKを与えてしまい、絶体絶命のピンチを迎えていた。仮に決められると勝ち越され、そして逆転する時間はほとんど残っていない状況となる。
・奇跡のカウンター
しかし漫画のような奇跡はそこから始まる。ゴールキーパーが PK をセーブし、こぼれ球も守ると、ワトフォードはカウンターを仕掛ける。死力を尽くして攻め上がるとクロスボールがこぼれ、そこに走り込んだ選手がシュート! 見事ネットを揺らし、起死回生の勝ち越し弾を決めたのである!
・明暗が分かれる両者
目安のロスタイム終了1分前に決まったゴールに選手はもちろん、監督、そしてワトフォードサポーターも狂喜乱舞。悲鳴が大歓声となり、サポーターはピッチに降りてきて喜びを爆発させるぞ!
数分の間に訪れた天国と地獄……。これぞドラマ、これぞサッカーといった衝撃の結末であった。今季は最終節に向けてどのようなドラマが見られるのだろうか、今から楽しみである。
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