スポーツを見る上で賛辞を贈りたくなるのが、フェアプレーの精神だ。先日ご紹介した清武弘嗣選手らのスポーツマンシップに則ったプレーがそうであるように、フェアプレーは見ていて気持ちがいい。
そして今回ご紹介するのは、フェアプレーを貫き続けた選手たち。その一連の流れは動画「DA NON PERDERE! Calcio & Fair Play – Fersina VS Dro (9 Marzo 2014)」で確認可能だ!
・イタリアの下部リーグ
話題のプレーは、2014年3月9日に行なわれたイタリア・セリエD(5部に相当)のフェルシーナ vs ドロの試合で起きた。2つの珍ゴールが決まるプロセスでフェアプレーも2つ見られたぞ。
・まさかの展開
白のフェルシーナと黄のドロの攻防で起きた前代未聞ともいえる一連の流れを簡潔に表すと次のようになる……
ファウルで選手が倒れる → ボールをピッチから出す → プレー再開 → お礼でボールがキーパーへ返される → キーパーがまさかのトンネル → 無情のゴール
……といったように、緩いボールにもかかわらず、キーパーがとんでもないミスをしてしまい、まさかの失点に繋がってしまったのだ。
・続くフェアプレー
だがしかし! これで終わりでないのが今回のプレー。キックオフから試合が再開されると、フェルシーナの選手たちは動かず、故意に得点を与えるぞ! ゴールした後にボールをすぐさま拾い上げ、センターサークルに持っていく選手の姿も美しい!!
これには場内から拍手が贈られており、皆がフェアプレーを讃えている。なお、試合は3−3の引き分けで終了。思わぬアクシデントが起きたが、フェアプレーに徹した選手たちに賛辞を贈りたい。
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