ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」では2014年3月5日より、人気商品「ポン・デ・リング」と全国の名産品を組み合わせたご当地ドーナツを販売している。
各地の名物とのコラボドーナツは以前もあったが、今回は全国のショップで考案されたというもの。それなら、マジで地元の人が「おいしい!」と思う食材使われているはずだ。東日本バージョンに続き、西日本バーション4種を実際に食べてみた!
今回食べたのは、東海北陸代表「ポン・デ・赤みそ」、近畿代表「ポン・デ・ミックスジュース」、中国四国代表「ポン・デ・なると金時」、九州沖縄代表の「ポン・デ・いきなり団子」の4種類。それぞれ、三重の桑名ショップ、大阪の長田ショップ、愛媛の宇和ショップ、熊本の日赤通りショップで実際に考案されたものだそうだ!
・ポン・デ・赤みそ(東海北陸)
東海北陸代表の「ポン・デ・赤みそ」には、その名の通り赤みそが入っている。それだけだと少し味が濃そうだが、モチフワなドーナツ、もちフィリング、ゴマのまろやかさが、みその味をいい具合に中和。
甘いドーナツが多いなか、絶妙な甘じょっぱさはインパクト絶大。みそ好きはもちろん、甘いものが苦手な人でも美味しく食べられそうだ。
・ポン・デ・ミックスジュース(近畿)
和風のフィリングが多いなか、ふわっとフルーツのクリームが印象的。ドーナツなのに、香りがフレッシュなのは、ホイップクリームに5種類のフルーツの果肉と果汁が入っているからである。大阪名物ミックスジュースも、牛乳と数種類の果物がブレンドされたものなので、ドーナツもジュースの味にとても近い。
関西では駅にジューススタンドが設置されていることが多い。食べていると阪神タイガースのハッピを着た人が駅に向かって歩いているのが目に浮かぶようだ。
・ポン・デ・なると金時(中国四国)
なると金時フィリングがサンドされた「ポン・デ・なると金時」。シンプルな構成だが、フィリングの密度と粘りの強さは4種の中で一番だ。さすがキング・オブ・サツマイモの異名を持つ なると金時 だけのことはある!
さらに上にかかった さつまいも風味シュガーが全体の味をひきしめてくれている。素材の味を最も引き出すことに成功した一品ではないだろうか?
・ポン・デ・いきなり団子(九州沖縄)
「いきなり団子」は熊本名物で、 さつまいも と あんこ をねり餅や小麦粉で作った皮に包んで蒸したもの。間違いのない組み合わせで完全にウマイ。「ポン・デ・いきなり団子」は、その さつまいも と あんこ をサンドしたドーナツである。
本来、餅である皮が「ポン・デ・リング」に変わったものだと言える。元の名物に一番近い形である。「ポン・デ・リング」もモッチリとした食感なので、違和感なく安心して食べることができるだろう。さつまいもフィリングの水分がもう少し少なければ完全に「洋風いきなり団子」である。
・安定の風味がややリード!?
現在、東日本・西日本でそれぞれ販売されているご当地ドーナツは人気投票が行われている。ユーザーの評価から全国販売するものが決まるそうだ。
3月5日現在、東日本・西日本ともに間違いないポテト系と餅・団子系のドーナツが人気であるよう。だが、一見合わなさそうな組み合わせも地元ショップ一推しなだけあって意外とイケるので、興味がある人は試してみてはどうだろうか?
参考リンク:ミスタードーナツ
Report:沢井メグ
Photo:RocketNews24.
▼ポン・デ・赤みそ(東海北陸)
▼もちフィリングとゴマが食感をまろやかにしている
▼ポン・デ・ミックスジュース(近畿)
▼フレッシュさの秘密は果肉と果汁!
▼ポン・デ・なると金時(中国四国)
▼濃厚なさつまいもフィリング! さすがはなると金時だ
▼ポン・デ・いきなり団子(九州沖縄)
▼まさに「いきなり団子」のドーナツバージョンだ