今年で放送開始から25周年を迎える世界的人気を誇るアメリカのアニメ『ザ・シンプソンズ』。この『ザ・シンプソンズ』が最近放送した回で、日本の有名アニメがいくつもパロディ化されたことで海外アニメファンの間で大きく話題になっている。
なぜ話題になっているかというと、パロディ化されたアニメが全て宮崎駿が監督している「スタジオジブリ」の作品だからだ! いったいどんな内容の放送だったのだろうか?
・日本人が登場する回
放送された回は『Married to the Blob』というタイトル。コミックショップ店主であり、通称「コミックブックガイ」と呼ばれている町一のオタク男が日本の女性漫画家「ナカムラ・クミコ」に恋をするという回のようだ。
・「ホーマー」が見る幻覚
話は展開していき、ひょんなことからシンプソンズ一家のお父さん「ホーマー」が「ナカムラ・クミコ」の父親と酒を飲み、酔っ払ってしまう。そして二人が泥酔状態で町を歩いていると様々な幻覚を見てしまうのだ。なんと、この幻覚が全て「スタジオジブリ」の作品に登場するキャラクターなのだ!
・ジブリキャラ総出演
パロディとして登場するのは『となりのトトロ』の猫バスだったり、『魔女の宅急便』のキキ。しまいには町並みが『千と千尋の神隠し』のセットになっていったり、スーパーが『ハウルの動く城』のように歩き出したりと、やりたい放題である!
・深いジブリ愛
実際の動画を見ていただければわかると思うが、『ザ・シンプソンズ』の世界観を保ったまま「ジブリワールド」をパロディ化しているので、ものすごくシュールな映像となっている。短時間に細部まで徹底してパロディを詰め込んでいるところから、作者のジブリ愛がうかがえる。