ロケットニュース24

生きながら地獄を体験できる! タイで一番治安の悪い町のすぐそばにある「地獄寺」に行ってみた!!

2014年1月17日

00

生きるのに疲れたら身近な地獄でリフレッシュ!

無駄な殺生や環境破壊と表裏一体の「文明生活」。そんな罪深い私たちですから、死んだら地獄行きはほぼ確定ですよね? 有罪となれば判決から軽く数百年、地の底で果てしない拷問を受けることになります。

ひと口に地獄と言いますが、どんな感じで責められるの? 苛められるの? できれば元気なうちに予習しておきたい。そんな用心深い皆さんにお勧めなのが、生きながら地獄を体験できちゃうタイの地獄寺だ!

・タイで一番治安の悪い町のすぐそばに地獄が!

今回訪れた「地獄」は、バンコク近郊の一大リゾート地かつ、タイで最も治安が悪いと評判のチョンブリ県・パタヤから車で一時間半。「バンセン」という寂しい町の寂れた田舎寺「ワット・セーンスック」にある。

寺院裏手にひろがる地獄空間。二体の超巨大餓鬼像を囲み、おどろおどろしい等身大のコンクリ像が集団でブワッとお出迎え! 拝観料はなんと無料だが、喜捨箱にいくばくかの賽銭を入れるか、線香などが入ったお参りセットを買うのが礼儀だ。礼儀を守らないと地獄に落ちるぞ!

・タイの地獄寺はアジア有数にエグい! グロ注意!

そもそもアジア各国に点在する地獄寺だが、似てるようでチョト違う。中でもタイの地獄寺は他の追随を許さないエグさが特徴。閻魔大王から有罪判決を言い渡された罪人は、突かれたり喰われたり煮られたり殴られたり斬られたり──。

そんな痛々しい光景をフルカラー彩色されたセメント像でリアル再現! 血潮といい内臓といい、一見ユーモラスに思えるけど、果てしなく続く拷問バリエーションに段々ウンザリしてきちゃう。どんな愉快な代物でも、度が過ぎると胃がもたれるんだなぁ。

・3Dフルカラーで子どもたちに地獄の情操教育を

日本でも地獄をテーマにした絵本が大人気。世代を越えて読み継がれている。しかし残念ながら、それで日本の犯罪が減っているかと訊かれれば、必ずしもそうではない……。テレビだってDSだって3Dの時代、タイに見習って我が国にもこうした地獄寺があって欲しい。あれば必ず、子連れ客で賑わうに違いない。

Report:クーロン黒沢
Photo:RocketNews24.

▼ワット・セーンスックの正門。限りなく辺鄙なところにある。

▼まずは閻魔様の裁きを受ける。有罪判決の後は……。

▼奈落の底に真っ逆さま。こちらの地獄にご案内。

▼タイ人の観光客も普通にいた。

▼薬物に手を出すと、死後、エビ人間になる──と書いてあった。

▼獄卒と怯える囚人の図。

▼なんだか分からないけど切り刻まれるの図。

▼ギエーッ!の図。

▼木上りして逃げようとしても無駄だ!の図。

▼ほとんど絶望の図。

▼必死に神頼みする囚人の図。こうならないよう、悪事はほどほどにね!

モバイルバージョンを終了