ゴールキーパーはサッカーで唯一手の使えるポジションであり、さまざまなシュートに対応しなければいけない。もちろんそのためには反射神経が必要で、日々過酷な練習に励んでいる。
そんな中、なんと大砲を使用したキーパー練習が行なわれ、大きく話題になっているぞ。今回は奇想天外な練習の様子を動画「Training of goalkeepers in SD Gorišnica :」と合わせてご紹介したい。
・スロベニアでの練習
大砲を使用したキーパー練習が行なわれたのは、スロベニアのサッカーチーム「SD ゴリシュニツァ」でのトレーニングだ。PKを想定したであろう位置に大砲が設置されているとこから動画は始まる。
威力のあるシュートを想定したものだろうが、大砲から繰り出される威力はどれくらいのものか。おそらく実際に検証した人はこれまでにいないだろう。大砲シュートは計3発、歴史的瞬間を目に焼き付けていただきたい。
・1発目は序章
松明(たいまつ)を持った男性が大砲に点火すると爆音と共にボールはキーパー目掛けて発射。1発目を軽々と対応して少し拍子抜けするが、これはまだ序章に過ぎない。本当の恐怖はそれからである。
・脅威の破壊力
1発目と違い、2発目は超強力なシュートがキーパーを襲う。「悪魔の左足」と呼ばれたロベルト・カルロスばりの弾丸シュートにキーパーはまったく反応できず。あまりの恐ろしさに逃げ出してしまうが、誰も彼を責めることはできない威力だ。
・逃げて正解
キーパーが逃げ出した後も3球目が発射されるのだが、シュートはゴールマウスの上をホップするように通過していく。身の危険を感じる威力は、見ている方も逃げてよかったと思うものだ。
検証結果、大砲を使ったトレーニングは「超」がつくほど危険であった。撮影者が大笑いしているが、怪我なく済んでよかったのではないだろうか。仮にこの練習が採用されるならば、安全を考えてもう少し遠い距離からにしてもらいたい。