2013年10月23日、人気うどんチェーン『はなまるうどん』が運営のピッツァバー『カヤバール』が東京・茅場町駅前すぐにオープン。
はなまるうどんの告知によると「職人が石窯で焼き上げる本格ナポリピッツァ」が楽しめるということなので、コレはピッツァ好きなら絶対に行かねばなるまい! ということで、オープン前のレセプションに行ってみることにした。
・お店の前に窯を設置
お店の前でもすぐ気づくほどインパクトがあるのが、ガス式の石窯だ。最近は薪を使った伝統的な窯だけでなく、ガスや電気式の良い窯を比較的簡単に導入できるため狭いお店でも入れることが増えてきている。
・480円ピッツァのお味は
カヤバールでは1階の立ち飲み席を利用した場合、480円で定番の『マルゲリータ』と『マリナーラ』を食べることができる。どちらも伝統的なナポリピッツァで、本場ナポリでは職人たちにより正しい作り方が決められているが……。
・職人歴9年の職人が焼くピッツァ
ここでピッツァを担当するのは、職人歴9年の店長。生地はお店独自の配合で、カナダ産と国産の小麦をブレンドしたものだそうだ。これを工場で練り、冷凍してお店へ届け発酵させるとのこと。
・焼き方について
トマトソースは裏ごしトマトのようにほぼペースト状になっており、マルゲリータはそのうえにバジル、モッツァレラチーズ、粉チーズ、オリーブオイルをのせて完全な円に整形し、焼き上げる。焼き時間は2分程度だった。
・あえて均一にしている?
本格的なものだとあえて多少いびつな形にしたりソースの果肉感を残し、1枚のピッツァでも違う食感を楽しめるようにするのだが、ここでは皆でシェアするためあえて均一な形にしているのだろう。
・気になるお味は
気になる味については、クリスピー感が強くあまりもっちりとした感じが無いが、お酒と一緒に楽しむぶんにはなかなか良い。マリナーラはアンチョビの塩気が効いており、お酒の進む味だ。
・本格的ではないが気軽に寄れるお店
総評としては、「本格的ではないが気軽に寄れるお店」といった感じである。ピッツァを片手にワインをリーズナブルに楽しむことができる、ちょい飲みには最適なお店だと感じた。
・本格的という言葉の意味
いま、多くの外食チェーンが『ナポリピッツァ』に注目しており、じょじょにピッツァを食べられるお店が増えてきている。にわかにナポリピッツァブームが起きている感じがある。
本格的という言葉が安易に使われすぎな気もするが、一過性のブームで終わるのか、ナポリピッツァが讃岐うどんやラーメンのように定着するのか。まだどのチェーンも参入したてなので、味もより改善していくだろう。今後どうなっていくのかが楽しみだ。