大分県の名物というと、温泉を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、大分と言えば、霜降りで柔らかな肉質で知られる黒毛和牛「豊後牛(ぶんごぎゅう)」も忘れてはいけない!
聞くところによると、由布市の湯布院町には、豊後牛をふんだんに使った絶品ひつまぶし、その名も「豊後牛まぶし」を食べられるお店があるという。上質の和牛のひつまぶしとは一体どんな味なのか……実際に食べてみたぞッ。
・お店の名は『由布まぶし 心(しん)』
豊後牛まぶしを作っているのは、『由布まぶし 心』。JR湯布院駅から歩いて1分ほどの便利な立地にあるお店だ。店内は小ぢんまりとしているが、内装といい、雰囲気といい、オシャレなカフェのようで実に居心地が良い。
・見た目と香りだけでノックアウト
早速、噂の豊後牛まぶしを注文してみた。釜のフタをとってみると……うおぉぉぉッ、なんだこれはー! 釜の中に牛肉がギュウギュウと敷き詰められているではないか。そのうえ、ジューシーな肉汁と香り高いダシで炊いたごはんには美しいおコゲが!! そのほのかな香りがこれまた食欲をそそるッ。もうたまらん、いただくぞ!
・お口の中で生まれるオーケストラのような絶妙ハーモニー
1杯目は、そのまんまお椀によそって食べてみる。一口ほおばった瞬間……歯の上で肉の柔らかさを感じたまさにその瞬間に、ジュワ~っと肉汁のうまさが広がる。そこに、ダシで炊いたふっくらごはんが組み合わさり、まるでオーケストラのような絶妙のハーモニーを生み出す。
・柚子の風味が加わるとサッパリとした後味に
2杯目は、山椒と柚子胡椒を軽くトッピングして食べてみる。うほほ~、このピリリとしながらも鼻を突き抜ける柚子の風味が実にたまらんッ。この時点で、すでに記者のテンションはマキシマムである!
・お茶漬けにして食べてみると究極の一品に
3杯目は、ダシ汁を釜に注いでお茶漬けにして食べてみる。ダシと牛肉とおコゲ、この3つの味と香りがミックスされてもう……。ああ、今まで食べていたお茶漬けは一体なんだったのかと思うレベルだ。
聞きしに勝る絶品料理、豊後牛まぶし。食べた後もほんわかと幸せな気分にしてくれる味だ。こんなにおいしいものが食べられるなんて、生まれてきて本当に良かった……なんて、思い出すだけでヨダレが止まらんぞッ。
■今回取材したお店
店名:由布まぶし 心(しん)
住所:大分県由布市湯布院町川北5-3 2F
(カーナビに対応していない場合は湯布院駅を到着地点に設定してください)
電話:0977-84-5825(予約をオススメします)
営業時間:午前11時~午後4時(L.O 午後3:30) / 午後5:30~午後9:00(L.O 午後8:00)
※品切れ次第終了
定休日:毎週木曜日・第3水曜日
駐車場:近くのコインパーキングをご利用ください
Report:世界のショウゴ
▼こちらが湯布院駅。ここから歩いて約1分の位置にお店はある
▼こちらがお店の外観。2Fが「由布まぶし 心」である
▼お店の内装。なんだかオサレだ
▼そしてメニュー
▼5種類のお野菜を使った前菜。素材はできる限り大分県産にこだわっているそうだ
▼ゴマ豆腐の柚子味噌和え、ホクホクのゴボウの煮物にシャキシャキのタケノコ、ハチミツ漬けの梅干し、柚子の香り高い切干し大根など
▼こちらが『豊後牛まぶし』。牛肉たっぷりでメシが見えねぇー! あと、お漬物とお味噌汁も付いてくるぞ
▼1杯目はフツーに食べてみる
▼うめえええ!!
▼2杯目は山椒と柚子胡椒を添えて食べてみる
▼コレまたうめえええ!!
▼最後はお茶漬けにして食べてみる
▼うめえええ! 生まれてきてよかったー!
▼今回紹介したお店はこちら