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【みんな知ってる当たり前知識】ベートーベンの『エリーゼのために』のタイトルは実は『テレーゼのために』か / 楽譜の字が汚すぎて間違って広まった

2013年7月28日

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みんな知ってるあたりまえ知識。でも100人いたら1人くらいは知らない人がいるかもしれません。今回は「ベートーベンの『エリーゼのために』のタイトルは実は『テレーゼのために』だったらしい 」という知識です。

そうです、あの名曲のタイトルは『テレーゼのために』だったのに、ベートーベンの字が汚すぎたために『エリーゼ』と伝わったというのです。

・“エリーゼさん” は誰?
『エリーゼのために』が作曲されたのは1810年、ベートーベンが39歳のことです。曲名のとおり、エリーゼさんという女性のために捧げらた曲であると考えられます。しかし、ベートーベンの交友関係を調べても“エリーゼさん”という人は見つからず、長い間謎とされていました。

・ベートーベンの字は汚く “エリーゼ” と “テレーゼ” の区別がつかないことが判明
しかし、1923年、ドイツの音楽学者マックス・ウンガー教授の論文がひとつの可能性を提示しました。ウンガー教授によると、ベートーベンはとても字が汚く、筆跡を鑑定したところ、彼の書く「エリーゼ(Elise)」と読める字は、「テレーゼ(Therese)」の場合もあるというのです

・楽譜をプレゼントされたのは “テレーゼさん”
実は、『エリーゼのために』の楽譜は、1810年にベートーベンにピアノを教わっていたテレーゼ・マルファッティという女性だったそうです。楽譜はベートーベンからプレゼントされたものだと言われています。

当時、39歳のベートーベンは18歳のテレーゼに恋をしていました。ラブレターを送り、プロポーズまでしたといいます。しかし、結果はふられてしまい、テレーゼは別の男性と結婚しました。

・『エリーゼのために』は『テレーゼのために』だった!?
つまり、

1810年に『エリーゼのために』が作曲される

同年、教え子のテレーゼに『エリーゼのために』の楽譜が贈られる

のちに同曲は『エリーゼのために』として世界に広まる

曲完成から100年以上経って、ベートーベンの字は汚すぎて“エリーゼ”と“テレーゼ”の区別がつかないことが判明

『テレーゼのために』だったのでは!?

ということになります。字が汚かったばかりに間違って伝わるとは……しかもこれだけ有名になった曲です、もう訂正はできないでしょう。

・近年、新しい説も浮上
長らく、『エリーゼのために』は『テレーゼのために』の読み間違いであるとされてきました。しかし、近年になり『エリーゼのために』は、エリザベート・レッケルという歌手に捧げられたものではないかという説も浮上したそうです。

しかし、ベートーベン直筆の楽譜はすでに失われており、その真偽を確認することは難しいのかもしれません。

参照元:Classic fm(英語)
Photo:Rocketnews24.

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