ロケットニュース24

【踊る刑務所】話題のフィリピン・セブ刑務所の囚人ダンスを見に行ってみた! タダで見られて記念撮影もし放題で笑った

2013年6月10日

IMG_0720

フィリピンのセブ島と言えばリゾート地として有名だ。そのセブ島には近年、一風変わった観光名所があるのをご存知だろうか? そう、あの刑務所ダンスだ!

実はこのダンス、限られた人しか見られないと思っていたら大間違い。実は誰でも見られるのである。しかもタダで!  マジかよ! 「それなら見ない手はない!」ということで記者(私)もセブ刑務所ダンスツアーに参加してきたぞッ。

・管轄機関へ問い合わせ
刑務所を管轄している行政機関「セブキャピタル」へ問い合わせたところ、ツアー開催日は毎月最終土曜日だということがわかった。当日13時にセブキャピタル前に集合すればいいという。しかも入場料は無料! 刑務所までの専用バスも出してくれて交通費も無料!! なんて太っ腹なんだ!

・刑務所では囚人が熱烈歓迎
ツアー専用バスに乗ってセブ刑務所へ。到着すると囚人たちが、ちぎれんばかりに手を振って歓迎してくれる。ここは刑務所ではなかったのか!? 何なんだ、このホスピタリティは!? なんてサービス精神旺盛な囚人なのだろう。

・ダンス開始時間は15時
パフォーマンスの開始時間は15時だ。まずは厳粛な雰囲気の中で開会式が行われる……と思ったら突然、ダンスミュージックがズンドコドン! そして音楽に合わせてダンサーたちが踊り出したではないか!! 彼らの表情は真剣そのもの。これは本気、本気のダンスだ。

・特に素晴らしかった江南スタイル
数あるダンスの中でも『江南スタイル』 は特に素晴らしかった。ボーカルに扮した主役ダンサーが本家顔負けの激しいダンスを披露。まわりのダンサーたちも一斉に声を挙げて場を盛り上げる。そしてキメる所は「ビシッッ!」とキメてくる。会場は興奮の渦に包まれた。

・パフォーマンスの後は囚人と記念撮影
そして16時。全てのパフォーマンスが終わった瞬間、観客たちは思わず立ち上がり、壮大なスタンディングオベーションで幕を閉じた。これでお開きかと思いきや、突如、観客たちはダンサーたちの元へダッシュしはじめたぞ。一瞬、「場内乱闘か!?」と思ったが、観客はダンサーと記念撮影をしていたのだ。特に止められる様子もない。撮影もふれあいもOKであるようだ。

・確実に参加したい人は事前に予約を
このツアーのスゴいところは「誰でも」、「無料で」、「特別な審査もなく」、「気軽に参加できる」ということだ。ただ、人気のツアーであるため、確実に参加したい人は事前予約をした方がいいかもしれない。

Report:世界のショウゴ
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼PSYの『江南スタイル』

▼ジャスティンビーバーの『Baby』

▼PSYの『Gentleman』

▼こちらが集合場所の「セブキャピタル」、集合時間の1時間ほど前に行けば安心だ

▼ツアー参加者たち、人気のツアーなので事前に予約しておくと安心だ

▼セブ刑務所に入場するための「通行証」

▼記者たちはこの車でセブ刑務所まで運んでもらった

▼セブ刑務所

▼ツアーの入場は道を挟んで反対側の門からだ

▼入り口で手にスタンプを押される。刑務所から出る際にチェックされるので拭き取ったりしないように!

▼手を振って迎えてくれる囚人たち

▼中にはさらに入り口が!

▼中の売店ではセブ刑務所オリジナルTシャツなどが売られていた

▼このゲートを通過すると……

▼目の前に運動場が! ここが囚人ダンサーのステージだ!!

▼売店では水なども販売。警備員に声をかければダンサーがダッシュで買ってきてくれるぞ

▼こちらは予約席。予約をすればこちらの最前のシートで観覧できるそうだ

▼本番直前のダンサーたち。打ち合わせ中か

▼そして厳粛な雰囲気の開会式を経て……

▼ダンスキターーーーーーーー!!!!!!

▼女性ダンサーもいるぞ!

▼ダンスの後はふれあいタイム。写真撮影もよし! なんならサインも貰ってよし!!

▼調子に乗って記者もダンサーたちと撮ってみた

▼ダンスがかなり上手だったRoel Uenderさん

▼地元のテレビ局らしき取材も!

▼ちなみにこちらがセブ刑務所の目の前にある売店。いたって普通の売店だった

▼ちなみにこちらが地図

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

モバイルバージョンを終了