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【注意喚起】「天かす」は自然発火する

2013年5月1日

tenkasu

天かすといえば、「たぬきそば」や「もんじゃ焼き」には欠かせない食べ物である。栄養はおそらくゼロだが、サクサクっとした食感がたまらない! しかも天ぷら調理時に出るカスなので、原価もほぼゼロ。ソバ屋のまかない料理では、「天かすはいくら食べてもよし」というルールがあるほどだ。

そんなイカした食材「天かす」だが、調理時には要注意。なんと自然発火するそうだ! この情報を告知しているのは、愛知県一宮市の消防本部。どのように自然発火するのかを消防ページから引用すると……

【自然発火する過程】

その01:調理終了。高温状態(摂氏100度以上)の天かすを一カ所に集める(ざる等の容器に入れる)。
その02:天かすは、空気に触れる面積が大きく、酸化反応が促進され発熱する。
その03:集められた天かす内部の温度が上昇する。(放熱環境が悪い)
その04:天かすの温度が油の発火点を超えると発火する。

であるらしい。出火防止策は「天かすを大量に、一カ所に集めない」ことと、「熱がこもるような容器には入れない」こと、そして「調理場をはなれる、または天かすを捨てる際には、天かすが十分冷えているか確認する」ことが大切だという。

恐ろしいことに、発火することが多いのは夜中や無人のときや就寝中なのだという。理由は「天かすの油が酸化し、熱がこもるのには時間がかかるから」とのこと。ひ、ひえええっ! 天かす調理時には要注意だ!

参照元:愛知県一宮市消防本部
執筆:GO

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