人間というのは、なぜ、こうも愚かな生き物なのだろうか。考えなしに、軽い気持ちでやったことがときにとんでもない結果を招いてしまうことがある。
手持ち無沙汰だった男性(59)が、ヒマでやることがなかったため、なんとなく針金を肛門に入れたという。それだけならよかった。だがその針金は腸内でひかかってとれなくなり、なんとお腹開いての大手術を受けることになってしまったのだ。
尻の穴に針金をつっこんでしまったのは、中国・湖北省孝感市在住の59歳の男性・楊さんだ。この日、男性は特にやることもなく家にいたという。やることがないということはヒマ。とてもヒマ。手持ち無沙汰になって、何を思ったのか、直径8ミリ、長さ20センチの針金をお尻につっこんだのだそうだ。そして間もなく、腹部に激痛が走った。
痛い、とにかく痛い。しかし、楊さんは放っておけば自然と便と一緒に出てくるだろうと放置。だが、2日経っても針金が出てくる気配はない。どうしようもなくなった彼はついに地域の病院に駆け込んだ。
医師は針金が楊さんの腸内にひっかかって、とれなくなっていることに気がついたという。その病院では処置できないと判断し、隣の大病院の腸・肛門外科に搬送されることになった。
腸・肛門外科で撮影されたレントゲン写真を確認すると、針金の真ん中が丸まって腸内にひっかかっているように見える。病院でも、肛門から出ている針金を引っ張って出す方法は不可と判断。お腹を切って取り出すことになったそうだ。
手術では、まずお腹を少し切り、針金の正確な位置を確認。その後、針金を2つに切って、一方を肛門から、もう一方をお腹から引き出した。こうやってお尻に入っていた針金は無事に摘出されたのである。
楊さんの家族によると、楊さん体内に異物を入れたのはこれが2回目だそうだ。2回とも彼は精神的に不安定なときに起こったらしい。
それにしても、中国では肛門にモノを入れたり、ペニスに指輪をハメるなどという事件がたまに起こる。その理由は「好奇心」や「手持ち無沙汰で」というものだ。軽い気持ちでやったことが重大な結果を招いてしまう。彼らから学ぶことは多いのではないだろうか。
参照元:長江商報(中国語)
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