日本人の死因の上位を占める癌(がん)。しかし、がんの特効薬はまだ開発されていない。今、我々にできることは予防に努めることである。
がんの予防法のうち「乳がん」について、アメリカの科学者がひとつの予防法を提示し話題となっている。その方法はいたって簡単。今すぐできる。彼らが提示した効果的な乳がんの予防方法とは「オッパイを揉みまくる」というものだ。
この研究結果を発表したのはカリフォルニア大学バークレー校の研究チームだ。オッパイを揉むと乳がんの予防になるとは、ちょっと信じられない話だが、研究チームは以下の実験を行い、この結論にたどり着いたそうだ。
実験では、乳房の上皮にある悪性細胞をシリコンに注入、そしてそこに物理的な圧力が加えられた。すると時間の経過とともに、圧がかけられたシリコン内の悪性細胞は正常な細胞分裂パターンに戻っていることを発見したそうだ。
しかも正常な組織が形成された後、圧力をかけるのを止めても悪性細胞はがんのような増殖パターンを示すことはなかった。逆に物理的圧力をかけなかった悪性細胞はがんにつながる無秩序な増殖を始めたという。研究チームはこの実験結果より、物理的圧力による乳がん予防の有効性が確認されたとしている。
しかし、どのような方法で圧力をかけるのが最も適切なのかが問題だ。最終的に導き出された結論は、乳がん予防には、女性(もしくは男性)が時間があるときにオッパイを揉めばよいというものだった。
これなら、特別な技術や道具も必要とせず、かつ日常的に継続可能。まさに予防法としては理想的な条件を備えていると言える。また、日々、自身の胸を確認することは、乳がんの早期発見にもつながるという利点もある。ここはひとつ、予防のためにオッパイを揉む習慣をつけてもいいかもしれない。
参照元: Gizmodo(英語)