あの黄色くて超キュートなケロリン湯桶。銭湯に行けばほぼ100%の確率で見ることができるが、「そもそもケロリンは何なのか?」「なぜ黄色のか?」 など詳しいことはあまり知られていない。
実際風呂好き31年になる筆者でさえも、最近になってその意味を知り、天地がひっくり返るほど驚愕したものだ。ということで今回は、「ケロリン湯桶の謎」を解明していきたいと思う。
・関東と関西では湯桶に違いが…
まずは上記画像をご覧頂きたい。向かって左側がケロリン桶(関東版)で右側が(関西版)である。この2つには違いがあるのだが、アナタにはわかるだろうか?
チッチッッチッチ…。チッチッッチッチ…。30秒経過。
チッチッッチッチ…。チッチッッチッチ…。60秒経過! それまで〜
それでは答えを言おう。関東版は重さ360g、直径225mm、高さ115mm。関西版は、重さ260g、直径210mm、高さ100mmで、関西版の方が若干サイズが小さいのである!
一体なぜこんな違いがあるかというと、関東はかけ湯をする際、蛇口からお湯を入れてかけ湯をする。一方関西は湯船から直接湯を取ってかけ湯をするため、関東サイズだと重すぎて大変だ。したがって関西の湯桶は一回りサイズが小さくなっているのだという。
・そもそも「ケロリン」とは?
内外製薬さんが製造販売している頭痛薬(鎮痛剤)だ。もちろん現在でもこの頭痛薬は販売されている。筆者はいつも頭痛の際バファリンを飲んでいたが、これをきっかけに次回はケロリンを飲んでみようと思う!
・なぜ「ケロリン湯桶」は黄色いのか?
実は最初は白色だったが、汚れが目立つという理由で途中から黄色になったという。「うん、なるほど!」とても合理的な判断である。
なお、ケロリン湯桶が最初に置かれたのは、東京温泉(東京駅八重洲口)だった。この施設はJR東京駅八重洲口地下にあって当時、多くのサラリーマンに重宝されていたようだ(現在はない)。
それにしてもここまでケロリンに歴史があったとは! 今度誰かと銭湯に行った際はぜひこの「ケロリンの秘話」を話してみてほしい。若干びっくりしてくれるはずだっ。ケロリン ♪ ケロリン ♪
(文=Yoshio)
参照:naigai-ph.co.jp
▼なんと〜!昔は色がホワイトだったぁー。