日本郵政グループの「郵便事業会社」と「郵便局会社」は、2012年10月1日合併し新会社「日本郵便」を発足すると発表した。それにともない、新サービスや事業計画を発表。そのなかで、顧客の利便性向上の目的で設けられた新たなサービスが注目を集めている。

それは「貯金の引き下ろし代行」だ。2007年の民営化以降、配達員が「引き下ろしの取次ぎ」サービスを行っていたのだが、これをもう一歩踏み込んだ形にしたサービスである。しかしネットユーザーからは不安の声があがっている。なかには「詐欺の温床になる」と指摘する人もいる。

新サービスは全国約2万4000局のうち52局で提供開始を予定している。顧客は配達員に貯金の引き下ろしを依頼、配達員は通帳を預かって局に持ち帰り、引き継いだ担当が通帳と現金を顧客に届けるというものだ。このことにネットユーザーは次のように反応している。

・「貯金引き下ろし代行」についてのネットユーザーの反応
「悪用されそうや」
「なにそれこわい」
「まじで?」
「始まる前から事件の予感がします」
「新手の詐欺?」
「オレオレ!オレだよ!郵便局員だよ!」
「詐欺しやすくなるね」
「詐欺の温床になるようなサービスじゃん、バカなの?」
「えっ?えっ?」
「これいろいろとトラブルが起こりませんか……?」
「絶対頼みたくない」
「安全面を考えるなら、出来るだけ本人か身内が引き出した方が良いね」
「不祥事発生するね。一度は」
「ほぼ絶対に事件になるです」
「ヤバそうなサービス始めるんだな」

……など。詐欺に対する不安を感じる人が多いようだ。利便性は向上するかもしれないのだが、サービスの安全性は「信頼」にゆだねられてしまう。それをどう明瞭に示すかが、課題になるのではないだろうか。とにかく今後の発表に注目したいところだ。

参照元:毎日新聞 Twitter