違法ダウンロード罰則化を織り込む改正著作権法が成立され、10月1日から施行される日本。それに強く抗議するのが国際的ハッカー集団「アノニマス」であり、日本の政府機関や関係団体に宣戦布告、次々と攻撃したことは記憶に新しい。
その結果、ついに警視庁も本格捜査へ乗り出すなど、一瞬も目が離せない状況であるが、またもアノニマスが日本に向けた作戦を発表した。その名も「オペレーション・アノニマス・クリーニング・サービス(Operation Anonymous Cleaning Service)」。通称「OpACS」こと、街頭清掃作戦である。
アノニマスが報道関係者に発したプレスリリースによると、2012年7月7日(土曜日)の午前10時から、東京都渋谷区宮下公園に集合し、渋谷駅周辺ならびに、その他都内各所を清掃する作戦であるという。
もちろんこれは単なる清掃活動ではなく、れっきとした抗議活動。公式リリースによると、その目的は――
『私たちの目的は、OpJapanに参加するアノニマスたちと同じく、「違法ダウンロード刑罰化」と、それに伴う「違法行為の監視」と称する、人々の情報の自由とプライバシーの侵害を、平和的に抗議しつつ阻止することにあります。』(引用)
とのことである。また、同作戦中は抗議のアピールとして “無言” で行われるという。そして報道機関に対しては、
「活動前・活動中・活動後の時間あるいは場所を問わず、参加者への取材はお控え下さいますようお願い申し上げます。」
と念を押している。もしもこのルールをやぶったら……もしかするとアノニマスからロックオンされる可能性もゼロではない。ルールを守り、平和的に清掃活動が行われることを心から願う。
参照元:アノニマス「OpACS」(日本語)