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【三十代女子の恋愛奮闘記】飲み屋 → ホテルの順番を逆にしてみる

2012年6月12日

ほとんどの男女が、「まず食事をして、食後にホテルへ行く」という順序でデートしていることでしょう。この順序を、思いきって逆にしてみませんか? そう、会ったらまずホテルへ行き、ひと汗かいた後で改めて食事をする、というスタイルです。

メリットとしては、まず「性行為において、お互い真の実力を発揮できる」ということが挙げられます。妙齢の男女のゴハンデートともなると、アルコールが入ることがほとんどでしょう。むろん、昼間っから赤ちょうちんというデートは滅多にないかもしれませんが、夕方17時以降の「ゴハン行こう」は、イコール飲み屋だと解釈するのが主流ですよね。

適度なお酒は、ほど良くエロい気分になり、ホテルに誘いやすいという意味では有効ですが、いかんせん飲み過ぎると、男性は勃起状態が不安定になります。女性とて、「酔いが回りすぎてマグロ状態になってしまった」という失敗を犯すこともありますよね。また、飲み過ぎてパンパンになってしまった腹部を見られるのが恥ずかしくて「後ろからして」と、やむをえず後背位がメインになってしまった……という苦い経験をした女性もいるでしょう。

また、お酒を飲むと何度もトイレに行きたくなります。飲み屋で何度もトイレに立つ、というのは仕方ないとしても、ホテルに入ってからも尿意に翻弄され、性行為に集中できないことだって充分ありえますよね。

その点、即ホテルだと、ベストな体調で性行為に臨むことが出来ますから、お互いのテクニックを余すところなく披露できるでしょう! 様々な体位も試したい放題です。尿意を恐れる必要もありません。

存分に性行為を堪能した後、改めて飲み屋に移動しましょう。時間的に、多くのカップルが飲み屋デートを終え、これからホテルに移動しようという頃合になっているでしょうから、飲食店が空いているという第二のメリットがあります。

そして、なんといっても吊り橋効果! 吊り橋効果とは「吊り橋を渡る時のようなハラハラドキドキを共有すると、親密さが増す」という理論です。性行為でドキドキ感を共有した二人は、さながら運動部で共に汗を流した間柄のような、連帯感が生まれているはずです。そのため、飲み屋デートの会話が弾むこと間違いなし、というわけです。即飲み屋で会話が途切れがちになるよりも、ずっと合理的ですね。

また従来のデートのように、「セックス後解散」にならないため、「自分たちの関係は遊びなのかな?」という不安も軽減します。楽しく飲んで、終電前にいい気分のままそれぞれの家路に就く……、最高のデートといえるでしょう。朝まで一緒にいられないというのは、一見寂しい感じもしますが、ぶっちゃけ男も女も飲んだ後は、一人でゆっくり寝たいものでしょう。

駆け引きを楽しむことを主流にしている人にとっては、情緒の無さすぎるデートスタイルかもしれません。「飲みながら、探り合いをするのが楽しい」という人もいるでしょう。ですが、駆け引きはあくまでも途中過程の単なるプロセスにすぎません。デートの本質は、食事も性行為も楽しむこと、ですよね! プロセスよりも本質を優先させてこそ、大人のデート道! 今週末あたり、試してみては如何でしょうか? 

恋愛コラムニスト : 菊池美佳子

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