韓流ゴリ推し騒動で長らく沈黙を守ってきたフジテレビ(株式会社フジ・メディア・ホールディングス:以下フジ)が、2011年9月2日に「皆様へ」と題して殺到している問い合わせの説明文をホームページに掲載した。
このページには長らく疑問を持たれていた「外国人持ち株比率」について、ゴリ推しが指摘されている「編成方針および番組制作」について、世界フィギュアスケート選手権で国旗掲揚、国歌斉唱をカットしたと指摘される「スポーツ中継の表彰式の放送」について、韓日戦と表記した「FIFA主催のサッカー中継における表記」について。それぞれについて説明を行っている。以下がその要約である。
・ フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について
フジは「放送法により、外国人株主の議決権比率が20パーセント未満であることが定められています」と断ったうえで、「外国人の株式保有者が20パーセント以上であった場合は、その超過分について議決権を有する株主への登録を拒否することが法律で認められています」とし、『議決権を有する外国人株主比率』は法律にのっとり常に20パーセント未満で抑えられているという。
よって、「『放送法違反」』に該当することはございません 」と説明している。
・ 編成方針および番組制作について
韓国ドラマが多いのではないかという指摘の説明として、「広く視聴者ニーズにお応えできるような番組制作・編成を行っております」と伝えている。またどのような番組を放映するかについては、「総合的かつ客観的に判断し決めております」と、放映の判断基準を説明している。
・ スポーツ中継の表彰式の放送について
スポーツで日本の国旗掲揚・国歌斉唱が意図的にカットされているとの指摘については、「番組の放送時間の制約、もしくは映像や情報の入ってくるタイミングなどで、放送できない情報が出るケースもあります」として、放送時間内に収まり切らない場合があることを理由に挙げている。
世界フィギュアスケート選手権の2007年、2010年にこれらのシーンがなかったことについては、競技内容とメダル授与を優先したとのことだ。
・ FIFA主催のサッカー中継における表記について
対戦国の国の表記順については、FIFA(国際サッカー連盟)の公式ホームページに表記されている正式大会名称にのっとっているとしたうえで、「開催国(ホーム)を前に、対戦相手国(アウェイ)を後に表記するのを基本として来ました」と説明。2010年10月12日のサッカー日本代表の韓国との親善試合は、韓国で開催されたために「韓日戦」と表記したという。
以上が公開されている説明の要約である。全文をご覧頂きたい方は、同社のHPをご覧頂いた。
ちなみにこの説明文についてインターネットユーザーからは、「もしかしてマジで影響あったの?」や「いまさら必死になってもおせーよ」、「これは出さない方がまだ良かったレベル」など、厳しいコメントも寄せられているようだ。フジをめぐる韓流ゴリ推し騒動は、いましばらく議論を呼びそうだ。
参照元:フジテレビから皆様へ