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普通の自転車を電動自転車にするキットが話題 / わずか3分で装着可能

2011年6月21日

重いペダルを電気の力で後押してくれる電動アシスト自転車。その威力は、一度乗ったらもう「元」には戻れないほど。

しかし、モノにもよるが電動アシスト自転車は基本的に高価であり、導入には金銭的な勇気が必要。また、市販されている電動アシスト自転車のデザインが気に入らなかったり、長年一緒に冒険してきたお気に入りの自転車が手放せなかったり……そんな人のためのキットが、海外で話題になっている。

米シアトルのCLEAN REPUBLIC社が販売している「Hill Topper Electric Bike Kit」は、既存の自転車の前輪を電動駆動にしてしまう、後付けの電動自転車化キット。しかも、自転車の分解に慣れている人なら、わずか3分足らずで装着できるという簡単構造なのである。

その簡単さは、YouTubeにアップされた動画「Easy DIY 3-Minute Fastest Electric Bike Conversion Kit 」を見れば一目瞭然。

まずは自転車の前輪を外す。そして、キットに付属しているモーター付きのタイヤを取り付ける。次に、バッテリーを取り付ける。サドルの後ろに括りつけるだけだ。最後に、タイヤとバッテリーをコードで接続し、コントローラー部をハンドルに括りつけるだけ。以上! けっこうゆっくり作業していながら、本当に3分以内で改造終了しているのがスゴい。

ボタンを押せば前輪がグイーンと駆動。アシストというより、前輪駆動の電動自転車に変身するという寸法だ。

価格はバッテリーの種類やタイヤのサイズ、ディスクブレーキの有無などで変わってくるが、399ドル(約3万2000円)~795ドル(約6万4000円)で販売されている。走行距離もバッテリーによって変わってくるが、約16キロ~30キロは走るとのこと。2年間で1000キットも売れたそうだ。

ちなみに日本では、「足でこがないと走らない電動自転車」が電動アシスト自転車であり、自動的に走ってしまう「フル電動自転車」は原動機付自転車に分類されてしまう。つまり、このキットを付けた自転車は「自転車」ではなく「原付バイク」扱いになってしまうので、注意が必要である。

参照元:CLEAN REPUBLIC(英語)

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