ところで、この大会にも公式キャラクターがいるのだが、その姿がゆるキャラを通り越し、密かにちょっとエライことになっていた。
彼(彼女?)は見てのとおり、水泳用ゴーグルをモチーフにデザインされたキャラクターだ。
名前は「晶晶(ジンジン/Jing Jing)」。名前の漢字には水晶の「晶」が当てられており、キラキラ輝く水面がイメージされている。
また、中国語で「ジン(Jing)」は金メダルの「金」、前進の「進」と音が似ており、選手たちにメダル獲得に向かって勇敢に前進してほしいとの願いもこめられているそうだ。
と、熱い思いのもとに誕生したジンジンだが、肝心のデザインがゆる過ぎて新たな境地を開いてしまった。ゆるい、でも可愛くない。しかし奈良県の『せんとくん』のようなキモカワイイ系でもない。「珍妙」という言葉がピッタリである。
ジンジンが各競技に取り組んでいる図も発表されているが、説明がなければ何をしているのかサッパリわからない。
発表されている表情は1パターン。それも角度も同じもしくは反転させただけのようだ。また手足と頭部がちょっとアンバランス。もしや各パーツだけ描いて組み合わせただけなのだろうかと勘ぐってしまう。これが中華流ゆるキャラなのだろうか。
こんな珍妙キャラ見たことない。だが、ついにパクリではないオリジナルの時代が来たか……と思わず感慨にふけってしまいそうである。
なお公式サイトによるとジンジンのチャームポイントは「つぶらな瞳に、大きな手足」とのこと。つぶらというか全身ほぼ目。着ぐるみ化したらどんな風になるのかとても気になるところである。
参照元:世界水泳選手権上海2011(中国語)
▼ジンジン、泳ぐの巻
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