仕事が終わり、疲れて自炊する気力も金も無いサラリーマンたちが閉店間際のスーパーに行くと、ついつい買ってしまうものが半額の寿司や弁当、刺身だ。
半額商品のなかで寿司が半額で残っていたらラッキー。しかし寿司は半額ハンターたちの超人気商品なので、売れ残っている場合は少ない。
大体惣菜で売れ残っているのは煮物や春雨サラダなどだが、それだとコメとはあんまり合わないので、刺身の盛り合わせを狙う人が多いと思う。
しかし刺身を買う時に困るのが「ついつい買い過ぎてしまう」ことである。マグロ、カツオ、貝類、ハマチなど、半額だから沢山買っちまえ!と勢いで買いすぎて翌日の朝食や下手すると夕食が、宵越しの刺身になってしまうこともしばしば。
そんな理由でいつも鮮度の悪い刺身を翌日に食べなければならないという悩みを抱えている人のために、今回は翌日でも買いすぎた刺身をすぐに食べるのと同じぐらい、いや、それ以上の味で次の日に食べることが出来るスゴ技をお伝えしよう。
それは非常に簡単。刺身を『ヅケ』にするだけ。難しいのでは?と思う人は一回チャレンジして欲しい。分量さえ合っていれば、誰でも簡単に出来る調理法なのだ。
まずは醤油とみりん、日本酒を用意する。醤油2:みりん1:日本酒:1の割合の調味液を作り、余った刺身をタッパーやジップロックに入れて調味液へ刺身が漬かる分量注ぐだけ。本当に基本中の基本のヅケの作り方だが、それで十分ウマいので問題無い。
そして1晩置いておけば完成。アルコールが気になる人は事前にみりんと醤油を火にかけ、アルコール分を飛ばせば良いだろう。
そして翌日にはご飯の上にヅケを乗せ、わさびや刻み海苔を乗せれば立派なヅケ丼の完成である。余分な水分と臭みがヅケにすることで抜け、昨日の刺身とは違ったモッチリとした食感が最高だ。
朝食で食べきれなかったら、夕食の酒のつまみにもなる。刺身の買いすぎで困っている人がいたら是非試して頂きたい。
写真:ロケットニュース24