各地の放射線量は横ばいで推移しており、日本の報道を注意深くみれば、福島原発事故は終息に向かっているように感じとれてしまう。が、中部大学武田邦彦教授はそんな状況下に警鐘を鳴らしている。

武田教授の14日のブログによれば、放射線の粒は最初、空気中に浮かんでいるが、1ヶ月くらい経つと地表に落ちるため、地表に近い子供がより気を付けないければならないと主張している。

さらに、武田教授は、『政府は「放射線量が減った」と言っていますが、基本的には「空気中のものが、地表に落ちた」ということです。』と述べ、政府の見解にも疑問を投げかけた。

ここで、武田教授の地表の放射線への対応を紹介したいと思う。

1) 家の中の徹底的な拭き掃除。家具や道具も水で拭き取る。

2)ベランダ、玄関、家の前などをモップやデッキブラシでこする(水を使って流す。黄砂を流す感じでゴシゴシこする)

3) ご近所と親しければ、みんなで道路に水を流してこする。

まずは家の中を水拭きし、ベランダや玄関なども水でこすり落とし、可能であれば、家の前の道路も水で流すといった感じだろう。地表に落ちているということは、ベランダや玄関、道路などは特に念入りに掃除した方が良いかもしれない。また、靴の裏なども可能な限り水でこすり落とすことをオススメする。

参照元:生活と原発 09 「自宅クリーン」作業