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被災した宮城のラッパー「MEUBISH」氏、偽善のチャリティーに怒り / 被災直後から動画でレポートも

2011年4月1日

今回の東日本大震災で被災した、ひとりの男性が注目を集めている。彼の名前は「MEUBISH(メウビッシュ)」。宮城県仙台市に在住のラッパーだ。

話題となっているのは、彼が動画サイトYouTubeにアップしたメッセージビデオ。「偽善ならやるなや、偽善ならやるなや。ありがた迷惑だし、被災者の方々に失礼だって……。マジで、マジでオメエがさ、被災地を語るなって。知りもしねえくせさ……」と、ラップ調で始まるメッセージには、被災者ならではの感情が凝縮されている。

MEUBISHは、「話題作りだけのためにやってるような曲の発表やチャリティーみてえなのは、個人的には間違いなく、糞。心からの思いがあるなら別だけど」と語る。

彼は地震が起きた直後から、ノートパソコンや携帯電話を使い動画を撮影。物が散乱した自室から、壊滅状態になった付近の状況、近所の田んぼが「沼」になり、そこにナマズやコイがいるという異常事態、泥んこになりながら主人を探す犬など……を逐一レポート。続々とYouTubeにアップしている。

辛うじてMEUBISHの実家は津波の被害をまぬがれたが、車は2台流されたという。また、300人ほどの近所の住民が津波の被害で亡くなったこと、親戚の家も流されたこと、母親の職場も壊滅的な被害にあったこと……などを報告している。

「物を失おうと、自分で自分を見失わないかぎり、人生はそこで終わりではない。困難を乗り越えていきましょう。一緒にね、大変だけど、がんばっていきましょう」と、最後は再建を誓ったMEUBISH氏。ネット上では「いい声している」「吹き替え声優向きの声だ」などの声があがっている。

参照元:Youtube MeubishKamikaze

▼怒りのメッセージ

▼地震直後

▼犬かわいそう

▼48分編集版

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