
ホテルブッフェに行くと、つい考えてしまう。「せっかくなら元を取りたい」と。
そんな私が今回訪れたのは、東京ドームホテル3階のスーパーダイニング「リラッサ」で開催中の「レトログルメフェア」だ。
これは気合を入れて食べなければ……と言いたいところだが、今回はあえて、元を取ろうという考えを捨てることにした。
好きなものを少しずつ取って、1品1品ちゃんと味わう。そんな大人なホテルブッフェの楽しみ方をしてみようではないか。
このときはまだ、最終的にあるものばかり何度も取りに行くことになるとは思っていなかった。
・元を取りたいは封印
今回は東京ドームホテルからお声がけいただき、夏休み中の子ども2人と一緒にランチタイムの「レトログルメフェア」を体験させてもらった。
同フェアは2026年8月1日から9月30日まで開催中。「王道と遊び心」をテーマにした洋食と、「伝統と革新」をテーマにした中国料理を中心に、どこか懐かしさを感じる料理がビュッフェスタイルで楽しめる。
ナポリタンに、グラタン、ローストビーフなどなど。
人気の洋食だけではなく、1962年開業の中国料理「後楽園飯店」監修メニューなどもズラリと並ぶ。
料金はランチがおひとり様平日5650円、土日祝6350円。ディナーはおひとり様平日7200円、土日祝7900円と正直、なかなかのお値段ではある。だからこそ冒頭の「元を取りたい」がムクムクと顔を出すわけだが……今回はそれを封印。
子連れだし、子どもたちがテンションのまま取りすぎる → 食べきれない → 私が残りを食べる、という展開も十分あり得る。
フードロスを出さないためにも、私はひとまず少量ずつ。
いつになく慎重なスタートを切った。
・まずは気になる料理を少量ずつ
レトログルメフェアということで、やはり外せないのが「スパゲッティ ナポリタン ベーコン温玉添え」。
濃厚なソースがしっかり絡んだ昔ながらの味わいながら、カリカリのベーコンや温玉を後乗せすることで、喫茶店のナポリタンとはまた違う贅沢感がある。
そして個人的にかなり気に入ったのが、後楽園飯店監修の「叉焼(チャーシュー)炒飯」。
パラッとしたご飯に叉焼の旨味が加わり、シンプルなのにクセになる。正直これだけをじっくり食べたいと思ったが、やはり貧乏性が働きそこまでは大人になれなかった……。
定番人気だという「国産牛ローストビーフ」も、その場で切り分けてもらえる。
こういう料理を少しずつ食べていると、「量を食べなきゃ損!」ではなく、好きなものを好きな量だけ食べられること自体がブッフェの贅沢であることを再認識させてくれる。
・ブッフェは楽しいし美味しい
デザートにもレトロ感と夏らしさが満載。
フルーツやケーキなどもズラリと並ぶなか、次女が持ってきた皿を見ると……
ポッキー3本。
まぁ、いいけども。ちなみに、そのあとのソフトクリームの盛り付けでも、子どもらしいセンスを発揮していた。
こういう楽しみ方もブッフェならではだよね、きっと。
・普遍のナンバーワン
ひと通り食べ終わったところで、何が一番おいしかったか子どもたちに聞いてみた。
お寿司かな? グラタンかな? タコスかな?
返ってきた答えは、
カレー!
めっちゃ共感‼ 私も以前リラッサを訪れた際、カレーがかなりおいしかった記憶があるのだ。今回食べてもやっぱりおいしい。
大人も子どもも、結局カレーには抗えないらしい。
・そして私がハマったのは……
そんな子どもたちを横目に、私が地味に何度も取りに行ってしまったものがある。
スイカだ。
料理を食べて、スイカ。
ちょっと休憩して、またスイカ。
そして最後ももちろん……スイカ。
いや、本当にめちゃくちゃおいしかったのだ。レトログルメフェアならではの料理ももちろんおいしかったが、最後に脳裏に焼き付いたのがスイカなのだから、ビュッフェとは分からないものである。
完全にスイカ欲を刺激され、翌日にはスイカ1玉を買いに走ったくらいだ。
ちなみにこの日は、修学旅行中と思われる中学生たちも訪れていた。元気にモリモリ食べる姿を眺めながら、「いいねぇ、いっぱい食べな~」と勝手に癒やされる私。
そうか、ビュッフェってこういう楽しみ方もあるのか。(いや、ないか)
ホテルビュッフェを優雅に楽しめる大人への道のりは、まだまだ遠そうである。
・今回訪れた店舗の詳細
店名 東京ドームホテル スーパーダイニング「リラッサ」
住所 東京都文京区後楽1丁目3−61 3F
時間 ランチ90分制[平日]11:30~15:00(ラストイン 14:30)
[土・日・祝日]11:00~15:00(ラストイン 14:30)
ディナー120分制 17:00~21:30(ラストイン 21:00)
レトログルメは、2026年8月1日(土)~2026年9月30日(水)
参考リンク:東京ドームホテル リラッサ レトログルメフェア
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼子ども向けのコーナーもあるのだが、せっかく高級ホテルブッフェに来たのだから、こっちの本格的な料理を食べてくれ……! と思ってしまうあたり、結局「元を取りたい精神」を完全には捨てきれていない私である
▼赤と白、2種類の麻婆豆腐も、これだけをゆっくり味わいたいと思うほどおいしかった
▼杏仁風味の揚げパンが気になったが、スイカでポンポンで食べられず