
「穴場」と言われるお店は、人里離れた山奥とか、片道〇時間かかる遠方にあるわけではない。むしろ見知った地域、日頃素通りしている近しい場所にあったりする。だからこそ穴場なのだ。
紹介する「めし処ぶたや」も私(佐藤)からすれば、勝手知ったる身近な地域、東京・新宿歌舞伎町にある。歌舞伎町一番街の何でもない建物の地下1階、そこはトンデモない量の豚肉ステーキを食わせるお店だった。
・歌舞伎町の穴場で見つけた肉塊
今さら歌舞伎町……。私にとっては慣れ親しんだ街のひとつ。振り返ると、30歳で上京して以降、新宿周辺から離れたことがない。20年以上も通い詰めるこの街で、いまさら驚くような発見はないだろうと思っていた。
豚ステーキ定食を提供するこのお店が、2026年4月にオープンしていることはずいぶん前から知っていた。だが、なかなか訪ねる機会がなかった。まあ、いつでも行けると思って先送りしていたら、すでに4カ月が経過。
ようやくタイミングが来て、お店に行ってみると、歌舞伎町一番街の通り沿いの建物の地下にある。こんな目につくところにあるのに、そうと知らずに何度素通りしたことか……。
実はここ、11~15時までの昼限定営業なのである。というのは、ここは本来「やきとん酒場 ヤマネ肉店」という居酒屋だ。いわゆる二毛作で、昼時間に定食を提供し、夜は居酒屋として営業しているのである。だから、夜通っても気づかないわけだ。
入店するとお客さんは私以外にいない。11時半前で昼食には少し早い。とはいえ、帰るまでの間に1人も入って来なかった。もしかしたら、居酒屋のイメージが強すぎて、昼営業していることをあまり知られていないのかも。こここそが穴場というヤツだな。
メニューは卓上のQRコードを読み取る形式。定食は豚ステーキ1種類。鹿児島の銘柄豚「桜島美湯豚(さくらじまびゆうとん)」を使っており、四日市トンテキソース・生姜焼きソース・中華風油淋豚ソース・歌舞伎町ブラック(ソース)の4種類から味を選べる。
私はそれらの中からお店イチオシのコレを選んだ。
デン! お分かり頂けるだろうか?
真上から見ると1枚ステーキに見えるけど……。
真横から見るとご覧の通り! 肉の山である。
豚ステーキ定食トリプル(3枚)の四日市トンテキソース(税込2480円)である。1枚当たりの重量は不明だが、推定1枚120グラムとして360グラム相当の肉塊! 久々にこんなの頼んじまったなあ~。たまにはいいか、ガッツリ行っちゃおう!
肉の断面を見るとほんのり桜色。こんなに美味そうな肉があるのに、誰も来ないなんてもったいない……。
ステーキは肉厚で1切れ1切れがデカい。濃厚なソースをたっぷりとつけて大口を開けて頬張ると、まさに至福! じっくり堪能しつつ1枚を食い切っても、まだこの有様。全然減ってねえ~。
2枚目からはご飯と共に頂きましょう。ご飯の量は普通・大盛(+100円)・特盛(+150円)から選べる。どう考えてもおかずとご飯の量がアンバランスなので、これなら大盛にしておけばよかったかも。
肉汁をたっぷりと含んだ分厚いトンテキは、おかずとして申し分ない。ガーリックチップの香味も食欲をそそる。
2枚目を食い切ってもまだあるぞ。
終盤でやや失速したものの、それでも無事に完食することができた。最近、こんなにガッツリ食う機会はなくなったけど、たまにはいいもんですね。思いっきり肉を喰らう喜びを思い出しました。
新宿歌舞伎町、繁華街のド真ん中にありながら、あまり知られていない極上のトンテキを食わせる穴場。ガッツリ系が好みの人におすすめです。
・今回訪問した店舗の情報
店名 めし処ぶたや(やきとん酒場 ヤマネ肉店)
住所 東京都新宿区歌舞伎町1丁目23-14 第1メトロビル B1F
時間 11:00~15:00
参考リンク:めし処ぶたや
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24