
富士山。激ウマ海鮮。日本一のお茶。そして朝ラーメン文化まで集まる「食と絶景のテーマパーク」こと、静岡県。横に長すぎるその広大なエリアへドライブに行こうとしても、「どこに立ち寄るのが正解か分からない」と迷ってしまう人も多いはず。そんな旅を最高に盛り上げてくれる強い味方が、県内27か所の個性豊かな「道の駅」だ。
今回は、全国900以上の道の駅を巡った私(スーザン。)が、静岡に行ったら絶対にハズせない「オススメの道の駅10選」をご紹介したい。詳しくなくても200%楽しめる見どころが以下の通りだ!
・静岡県御前崎市『道の駅風のマルシェ御前崎』
静岡県の最南端エリアに位置するこの駅で、全国のラーメンマニアを魅了し続けているのが、館内にある「御前崎レストランたわら屋」だ。
なんと深夜2時から行列ができるという衝撃の熱狂ぶりで、遠方や地元の愛好家がこぞって押し寄せる至高の朝ラーメンスポットなのである!
ここで味わえるのは、丁寧に引かれた出汁の旨味が体に染み渡る、他では絶対に味わえない極上の一杯。「かごしま黒豚背脂ブラック」「宮崎和牛汐拉麺」「淡麗煮干しラーメン」といった手の込んだ豪華なラーメンを朝限定で食べられるぞ。
さらに要チェックなのが、豪華すぎるトッピングや趣向を凝らした仕掛けが光る限定の和え玉。この和え玉はなんとくじ引きによる抽選で購入できる権利が手に入るシステム。行列ができようが3人しか食べられない狭き門なのだ!
最後は、車ですぐの場所にある「浜岡砂丘」へ足を伸ばしてほしい。太平洋の心地よい潮風を感じながら見渡す限りの美しい砂丘を散策すれば、心も身体も満たされること間違いなし!
極上ラーメンと太平洋の絶景を一度に喰らい尽くす、まさに早起きは三文の徳を感じられる道の駅。ちなみに食事処はランチ営業もしているからお昼に来ても楽しいぞ!
道の駅名 『道の駅風のマルシェ御前崎』
住所 静岡県御前崎市合戸字海岸4384−1
営業時間 8:00~17:00(※施設・季節により異なる)
定休日 年末年始
・静岡県牧之原市『道の駅そらっと牧之原』
2025年7月に誕生した、静岡県26番目となる最新にして超注目の道の駅。お茶の生産量日本一を誇る静岡の中でも “深蒸し茶” 発祥の地として知られる牧之原市に位置し、地域の豊かな茶文化と県自慢の食材を融合させた「食のテーマパーク」だ。
ちなみにロケットニュース24の兄貴分である中澤さんとオープン日に行った記事があるから読んでほしい
直売所には老舗の茶屋が監修の牧之原抹茶を使った銘菓から、駿河湾のしらすや桜えび、爆量で並ぶ椎茸など静岡の恵みが大集合! さらにベーカリーには抹茶入りのユニークなパンがズラリ。
テイクアウトコーナーで味わえる「お抹茶大冠雪 お濃茶ソフト(税込650円)」は、追いがけ抹茶パウダーが容赦なさすぎるリアルガチ。“むせるほど美味しい” というキャッチコピーは嘘偽りない。実食した私も盛大にむせた。
そして何より圧巻なのがフードコート。「牧之原茶白湯ラーメン(税込1210円)」や「茶る茶るチキン(税込1320円)」など攻めた茶グルメがずらりと並ぶ。
絶対注文すべきは「しらすどっさりそば(税込1650円)」。牧之原茶を練り込んだ茶そばの上に、店員さんが目の前で豪快にしらすを盛ってくれるエンタメ度満点のパフォーマンスは超必見。まさに牧之原のめっ茶うまいが凝縮された新時代のオアシスだぞ!
道の駅名 『道の駅そらっと牧之原』
住所 静岡県牧之原市坂部582-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休
・静岡県湖西市『道の駅潮見坂』
浜名湖の西側、遠州灘の雄大な太平洋を眼前に望む最高のロケーションに道の駅がある。
古くは東海道五十三次の絶景スポットとして旅人を魅了してきたこの地は、車を走らせて立ち寄るだけでテンションが最高潮に達する開放感に満ちあふれている。ちなみに浜名湖は海水が入り混じる汽水湖というのを覚えてほしい!
この駅最大の癒やしポイントは、目の前に広がる大海原を一望しながら無料でゆったり浸かれる足湯だ。潮風を全身で感じながら波音を聞き、じんわりと足を温めれば、ドライブの疲れが一瞬で吹き飛んで思わず長居してしまうこと確実。
さらに、売店には浜名湖名物の筆頭うなぎパイはもちろん、浜名湖産の海苔やうなぎに遠州灘産のシラスも手に入るぞ。
そして、グルメで絶対に味わってほしいのが朝8時半からオープンするお食事処で味わえる遠州灘で獲れたてのシラスを贅沢に使った「釜揚げシラス丼(税込1080円)」。産地直送ならではのフワフワ食感と濃厚な旨味が弾ける最高の一杯。
浜名湖産の生のりに味付けされた「生のり丼(税込870円)」もおススメ。ハーフ&ハーフ(税込980円)もできるのがうれしい。まさに究極のモーニングに脳天を貫かれるだろう!
道の駅名 『道の駅潮見坂』
住所 静岡県湖西市白須賀1896−2
営業時間 8:00~18:00(※季節・施設により変更あり)
定休日 年中無休
・静岡県静岡市『道の駅宇津ノ谷峠』
ここで視点を変えて、全国の道の駅マニアたちが思わずニヤリとしてしまう、極めて特殊で面白い構造を持つ超マニアック駅を紹介したい。なんと国道1号線を挟んで静岡市側(上り・下り)と藤枝市側という、道路と市境をまたいで建物が3箇所に分かれて存在する全国的にも珍しい展開を見せているのだ。
しかも分かれている一つのエリアにあるのはお手洗いと駐車場だけというのも可愛らしいポイントだ。
そして、ここで喰らうべきグルメが、静岡県民のソウルフードを支える名店「天神屋」の絶品静岡おでんだ!
真っ黒な濃い出汁がじっくり染み込んだおでんネタに、特製のだし粉をたっぷりふりかけて頬張れば、口いっぱいに広がる旨味の爆発に悶絶必至! 黒はんぺんやもっちりとした富士の白雪など珍しいメニューも必見だ。
さらに、東海道の歴史を感じる古道の風情が今なお残り、静かな山あいに囲まれたロケーションは長距離ドライブの休憩スポットとして癒やし効果バツグン。昔ながらの食堂や地場産の竹の子・お茶を使った逸品も揃っており、マニア心をくすぐる構造の面白さとローカルグルメの美味さが詰まった、スルー厳禁の隠れた名作駅だ!
道の駅名 『道の駅宇津ノ谷峠』
住所 静岡県静岡市駿河区宇津ノ谷82-2(静岡市側) 静岡県藤枝市岡部町岡部2190-1(藤枝市側)
営業時間 7:00~19:00(静岡市側) 8:00~20:00(藤枝市側)
定休日 藤枝市側のみ年始(1月1日)
・静岡県下田市『道の駅開国下田みなと』
伊豆半島の南端、歴史ある港町・下田の海が目の前に広がる圧倒的スケールとロケーションを誇る巨大道の駅。
黒船来航の歴史を体感できる館内や、海風が心地よい港のロケーションもさることながら、ここはまさに下田の美食とショッピングの大テーマパークだ。外観も道の駅らしからぬ商業施設チックな見た目をしているのもご愛敬。
数ある魅力の中で、絶対に食べてほしいグルメが「Cafe & Hamburger Ra-maru」の絶品アメリカンバーガー。
顔が隠れるほどのビッグボリュームで迫りくる看板メニュー「下田バーガー(税込1500円)」は、カリッカリに揚げた高級魚・金目鯛のフライに、とろ~り溶け出す濃厚なカマンベールチーズを豪快に合わせた贅沢極まりない逸品。
サクサクの衣から溢れる金目鯛の旨味とチーズのコクが口内で大爆発する。美味さの時限爆弾と呼ぶにふさわしい。
さらに敷地内には、下田港で揚げられた新鮮な地魚を職人が握る大人気の回転寿司をはじめ、海鮮丼専門店、地元の鮮魚や加工品がずらりと並ぶ市場、お洒落なショップ群まで網羅!
グルメやお土産購入までこの充実度はまさに黒船襲来。道の駅界のリア・ディゾンだ。
道の駅名 『道の駅開国下田みなと』
住所 静岡県下田市外ケ岡1-1
営業時間 9:00~17:00(※飲食店は店舗により営業時間が異なる)
定休日 年中無休(※館内メンテナンス休あり)
・静岡県藤枝市『道の駅玉露の里』
藤枝市の山あい、清流・朝比奈川のせせらぎに寄り添うように建つこの駅は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ日本三大玉露のひとつ「藤枝玉露」をテーマにした風情あふれる和みのオアシス。
静寂と澄んだ空気に包まれ、五感でお茶の魅力を堪能できるTHE静岡県を感じる道の駅だ。
目の前を流れる朝比奈川は透き通るような透明度を誇り、春には川沿いの桜並木が咲き誇る県内有数の花見名所へと姿を変え、四季折々の美しい表情で訪れる人々を魅了してくれる。
そして川遊びや散策の後に楽しみたいのが、ここでしか味わえない至高の茶グルメだ。サクサクの食感と爽やかな香りがクセになる珍しいお茶の葉の天ぷらや玉露金時などを堪能できる。
上品な甘みと濃厚なコクが弾ける大人気の玉露ソフト(税込350円)もおススメしたい。濃厚なお茶の旨味がバニラの甘みとミックスした。他の抹茶ソフトのワンランク上を感じられるソフトクリームだ。
さらに館内では、普段なかなか手に入らない最高級の茶葉を購入することも可能。自分へのご褒美や大切な人へのお土産にも最適。お茶好きは絶対寄るべき道の駅だ。
道の駅名 『道の駅玉露の里』
住所 静岡県藤枝市岡部町新舟1214-3
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始(12月28日~1月2日)
・静岡県藤枝市『道の駅ゆとりえせとや』
2026年4月1日、藤枝市の緑豊かな山あいに誕生した静岡県27番目の最新注目スポット。『ふじえだ陶芸村構想』の拠点として、ゆとり、アトリエ、瀬戸谷を掛け合わせて名付けられたこの駅は、立ち寄るだけでは絶対にもったいない。自らこの楽しさを体験してほしい!
館内最大の目玉は、藤枝市内唯一となる極上の天然温泉施設「瀬戸谷温泉ゆらく」。肌に優しい柔らかな源泉、天窓から光が差し込む大浴場や炭酸泉に加え、山々の稜線を眺めながらととのえるレトロな屋外サウナ小屋と水風呂が完備されている。
さらに温泉内の食事処では100種類以上のメニューが揃い、藤枝名物「朝ラー」文化を踏襲した温・冷2種のラーメンセットも楽しめるのが最高に熱い!
カフェコーナーで味わえるトマト味噌汁は、直売所の新鮮な野菜がゴロゴロ入って、コクと酸味が絶妙な激ウマ仕様。ミネストローネのような甘みと味噌のコクがより旨さを演出する。好きなおむすび2つに汁が付く「瀬戸谷満喫セット(税込1000円)」はみんな好きな最高のセットである。
そして東京藝術大学監修の陶芸センターでは、ろくろ体験などで土と戯れる夢中の時間を過ごせる。温泉で体を解きほぐし、アートに触れて心を解放し、山の恵みを喰らう。これぞ新時代の道の駅が提案する究極の休日スタイルだぞ!
道の駅名 『道の駅ゆとりえせとや』
住所 静岡県藤枝市本郷5445
営業時間 9:00~17:00(※温泉施設は9:00~21:00、施設により異なる)
定休日 月曜日(※祝日の場合は翌平日)、年末年始
・静岡県富士市『道の駅富士川楽座』
全国でも珍しい東名高速道路(富士川SA上り)と一般道の双方向からアクセスできる、年間300万人以上が訪れる超大型メガステーション。
「富士山に会える道の駅」のコンセプト通り、目の前に広がる富士川と富士山は雄大のひと言。SA併設の高さ60m大観覧車まで備え、建物自体も5階建てという遠目からも目立つ道の駅だ。
そしてグルメの誘惑も限界突破しており、うなぎ専門店や駿河湾の激ウマ海鮮、絶景パノラマレストラン、超人気ラーメン「麺や厨」まで主役級の名店がズラリ。それに加え、外のテイクアウトエリアにも、富士市発祥のご当地名物おこたまをはじめとしたグルメが沢山並ぶ。
さらに、地元の新鮮な野菜や特産品がズラリと並ぶ直売所エリアもお買い物天国として大賑わいだ。星空体験から子供が夢中になる体験展示まで丸ごと楽しめるプラネタリウム&体験館も充実度抜群。
富士山の絶景・アミューズメント・絶品グルメ・買い物のすべてが最高峰で融合した、まさにロマンチックが止まらない道の駅と言える。
道の駅名 『道の駅富士川楽座』
住所 静岡県富士市岩淵1488−1
営業時間 8:00~21:00(※館内店舗・施設により異なる)
定休日 年中無休
・静岡県浜松市『道の駅くんま水車の里』
浜松市の最北端、知る人ぞ知る隠れ家的な秘境道の駅! ここへたどり着くまでの道のりはまさに狭あいな酷道そのもので、運転の到達難易度は個人的にもかなり高めだと思う。
しかし、だからこそ辿り着いた瞬間の達成感と、浜松の奥深い山の魅力を肌で体感できる数少ない超貴重な道の駅なのだ。
この駅のシンボルとなっているのが、巨大な「水車」。木々の緑と水車の風情あるロケーションは圧倒的な見ごたえで、タイムスリップしたかのようなノスタルジックな世界観に包まれる。
そして、酷道を乗り越えた先で待っているのが至高の秘境グルメ! 地域のお母さんたちが地元の清らかな水を使って丹精込めて手打ちする名物のお蕎麦や、鹿肉カレーなどを味わえるぞ!!
さらに、天竜材をふんだんに使った建物の中で売られている、自家製漬物やお饅頭、お茶や椎茸はおススメで、土日祝で販売されている五平餅も絶品。
階段状の岸辺を下りることで、川に触れ合うことができるのも最高の思い出になるぞ。人生で一度は到達しておきたいロマンあふれる道の駅だぞ!
道の駅名 『道の駅くんま水車の里』
住所 静岡県浜松市天竜区熊1976-1
営業時間 10:00~15:00 冬季営業時間(12月~2月)は10:00~14:30
定休日 水曜日・木曜日(繁忙期は営業している場合あり)、年末年始
・静岡県伊東市『道の駅伊東マリンタウン』
毎年発表される全国道の駅ランキングで常に上位に君臨し続ける、まさに絶対王者!
伊豆半島の玄関口、国道135号沿いに立つカラフルで異国情緒あふれる大人気のシーサイドリゾート道の駅。まるで地中海の港町に迷い込んだかのようなお洒落な建物が立ち並び、ドライブ客や観光客で連日最高の賑わいを見せている。
館内にはなんと20以上の店舗が凝縮。名物の激ウマ海鮮はもちろん、静岡茶、ご当地プリン、焼き立てパン、トゥンカロン、唐揚げまで圧巻のラインナップだ。
特に海を望むレストランエリアの充実度はバグレベル。インパクト抜群の「山盛り海鮮丼」は絶対に拝むべき名物グルメだ! 海鮮丼の二郎系と私は勝手に呼んでいる。
さらに驚異的なのが、朝5時から入浴可能な天然温泉スパ施設を完備している点。昇る朝日を全身で浴びながら温泉で始める一日は最高に贅沢だ。
道の駅前の港からは海中観察やカモメの餌付けが楽しめる「観光遊覧船」も出航中。遊覧船や一部レストラン、ワンちゃん専用足湯まで揃う「超ペットフレンドリー」な環境。温泉・グルメ・エンタメ・ペット対応の全てが完璧すぎる、日本を代表する至高のシーサイドステーションだ!
道の駅名 『道の駅伊東マリンタウン』
住所 静岡県伊東市湯川571−19
営業時間 9:00~18:00 温泉施設は5:00〜21:00(※レストラン・温泉など施設により異なる)
定休日 年中無休
・静岡県の道の駅とは
静岡県の道の駅は、大海原や富士山といった圧倒的なスケール感と、地域ごとの深い歴史や美食文化がみっちりと詰まった、最高の「感動体験拠点」。
絶景温泉で汗を流し、摘みたてのお茶や駿河湾の海の幸、秘伝の十割蕎麦に舌鼓を打つ……。どこを目的地に選んでも間違いなしの魅力に満ちあふれている。
今回の10選を参考に現地の様子や熱気をもっとリアルに感じたい方は、ぜひYouTubeチャンネル『拝啓、道の駅から』の動画も合わせてご確認いただけると、より楽しい旅のイメージが膨らむこと間違いなしだ。
日本の道路がある限り、私たちの道の駅放浪旅はまだまだ終わりません。ぜひ次の週末は、愛車のエンジンをかけて静岡の爽快な風を感じに行ってみてください! 次回のエリア紹介もお楽しみに!!
参考リンク:YouTube「拝啓、道の駅から」
執筆:スーザン。
Photo:Rocketnews24.
▼YouTubeチャンネル「拝啓、道の駅から」をやっています。ここで紹介しきれない静岡県の道の駅をランキングで紹介しているので気になった方はチェックしていただけると幸いです。1位は君の目で確かめてほしい。