
最近、だしブームがじわじわ来ている。
だしは昔から日本人に馴染みのあるものだが、いま改めて注目されている背景には、和食回帰や健康志向、そして素材そのものの味を楽しむ流れがあるという。
実際、だしを使ったスイーツや新感覚の商品なども増えてきているようだ。
そんな中、以前紹介した「謎フード公安委員会」のLINEで、気になる商品情報が流れてきた。その名も、茅乃舎から発売された「里山クッキー(2268円)」である。
しかもこれ、かなり人気らしく、なかなか手に入らなかった……。
・まさかの大捜索
2026年3月に登場した新商品「里山クッキー」。
野菜だしや生七味など、茅乃舎の定番調味料をスイーツに落とし込んだ、だし系クッキーらしい。だしもクッキーも、それぞれおいしいのは間違いない。
だが、それを組み合わせるとなると……正直、ちょっと想像がつかない。
これは気になると思い、都内の茅乃舎の店舗をいくつか練り歩いたが……
全然ない!
お店の方によると、訪問日はちょうど母の日前というタイミングもあり、かなり人気なのだという。次回入荷は翌週くらいになると思いますとのことだったが、自宅近くには店舗がない。
なんなら、「もう自作してみようかな……」とすら思っていた。そんな中、記事用に茅乃舎の店舗内画像の使用許可をいただこうと広報の方へ連絡したところ、記事の参考用にと、後日「里山クッキー」を送っていただけることになった。
・無事到着
ということで、「里山クッキー」がこちら。
中には、野菜だし、生七味、抹茶、黒胡麻の4種類の和素材クッキーが入っている。
抹茶や黒胡麻は、まぁある程度味の想像がつく。実際、食べてみてもかなり予想通りで、素材の風味をしっかり感じる、甘さ控えめの素朴系クッキーだ。
小麦粉と全粒粉を使用しているらしく、食感はサクッ、ホロッという感じ。
続いて、生七味。
茅乃舎の人気商品「生七味」を使用しているらしいが、甘いのか、辛いのか……。
からいっ!
思った以上にしっかり唐辛子の辛味があり、山椒のピリッとした刺激も感じる。これは完全に大人のクッキーである。
そして、本命の野菜だし。
こちらも茅乃舎の定番商品「野菜だし」を使用しているらしいが、第一印象は……
玉ねぎ感!
実際、玉ねぎやセロリなどの香味野菜が使われており、口に入れるとやさしい甘みと旨味がじわっと広がる。
全く新しい味というよりも、コンソメっぽい感じがする。だしと聞くと、カツオや昆布をイメージしがちだが、これはまた少し違った方向性のだし感だ。
いわゆるバターたっぷりのクッキーとは異なるものの、尖りすぎてはおらず、ちゃんとおいしく着地している印象だった。どちらも、お酒との相性も良さそう。
・自作してみた
そして、食べ終わった頃、ふと別のことが気になってきた。
今回食べたのは、野菜だしのクッキー。では、もしカツオや昆布など、和風だしを使ったらどうなるのか。
ということで、自作してみることにした。ホットケーキミックス100gに無塩バター50gの簡単クッキーレシピに顆粒だしを小さじ1投入。(個人的な感覚の量)
それ以外は、通常のアイスボックスクッキーを作る容量で作ってみた。
180度で12分焼いたら……
完成!
つぶつぶしているのが、顆粒だしというのが分かるが、香りは普通のクッキーである。味はというと……
ほどよくだしの味がする
我ながら、なかなかよい分量だったんだと思う。食べた後に、お茶を飲むと口の中で顆粒だしが溶けて、だしが広がるという不思議な感覚だ。
おいしいかどうかと言われると、正直、普通のクッキーの方が好きである。ただ、話題性やちょっと変なものを食べている感も含めると、これはこれで食の楽しさを感じられる。
ちなみに家族からは、「別にまずくはない」「でも普通のクッキーでいい」という、極めて正直な感想が返ってきた。……たしかにその通りである。
ということで、じわじわ広がりを見せている、だしブーム。
気になる人は、「里山クッキー」を探してみるのもいいし、私のように自宅でだしスイーツを作ってみるのもアリかもしれない。
※今回の提供は取材経緯を踏まえ、こちらからお願いをしたうえで特別にご協力いただいております。
参考リンク:茅乃舎 里山クッキー
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
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