
小籠包や豆花、タピオカなど、数々のブームを経て定番化してきた台湾グルメ。
そんな中で、じわじわ存在感を増しているのが「胡椒餅(こしょうもち)」だ。
実際、グルメ系メディアの2026年トレンド候補として名前が挙がっており、気になっている人も多いのではないだろうか。
私は、台湾に5年ほど住んでいた時に食べたことはあるのだが、ハマったというほどではなかった。
でも、だからこそ、この胡椒餅ブーム気になる……。
ということで今回は、都内の胡椒餅人気店をハシゴしてみることにした。
・そもそも胡椒餅とは何か
胡椒餅は、台湾の夜市や街角でよく見かける焼き肉まん的なものである。
ざっくり言うと、胡椒や五香粉などで味付けした肉餡とネギを、小麦生地で包んで窯焼きにしたもの。
表面はパリッ、内側はもっちり。中からは肉と胡椒の刺激がガツンとくる。軽食の顔をしているが、実際はしっかり重い。日本で人気の胡椒餅もそんな感じなのだろうか。
・まずは「四ツ谷一餅堂」へ
最初に向かったのは、SNSでもよく目にする四ツ谷駅から徒歩5分の人気店「四ツ谷一餅堂」。
窯焼き胡椒餅として東京初をうたう店で、ほかにもさまざまな台湾フードや台湾茶が魅力だ。
到着したのはちょうど昼頃で、店頭には女性客が4組ほどが待っていた。店先で記名し、テラスで待つスタイル。
待ち時間は約10分ほど。待っている間にも次々とお客さんがやってきて、人気の高さを物語っている。店内に入ってみると、台湾らしい素敵な空間。やはり、女性客ばかりである。
あれもこれも試したい気持ちをグッと堪え、今回は、胡椒餅(540円)のみをテイクアウト。
会計時にスタッフさんに胡椒餅ブームを感じるか聞いてみたところ、売り切れる日も多く体感しているとのこと。これは期待度が高まるーー!
さて、落ち着いた場所で、四ツ谷一餅堂の胡椒餅をいただいてみることに。
半分に割ってみるとこんな感じ。
外側は香ばしくカリッと、内側は肉餡がぎゅっと詰まっている。胡椒餅特有のスパイスは効いているが、ただ辛いというのではない。肉のうまみを立たせてるピリピリ感がほどよいし、ネギの香りも最高。全体のまとまりがよく、人気が出るのもわかる。
八角なども強くないため、初めての胡椒餅にもおすすめだ。
・つづいて胡椒餅専門店へ
次に向かったのは吉祥寺駅。のはずだったが、中央線に乗り慣れておらず、見事に乗り過ごしてしまった。まぁまぁのタイムロスである。
い、いや……違う。これはさっきの胡椒餅を消化するための時間だ。万全のコンディションで次の店を楽しむための準備でもある。そう自分に言い聞かせながら、たどり着いたのは「台湾老劉胡椒餅 吉祥寺店」。
こちら過去に佐藤記者も絶賛しており、吉祥寺以外にも、鎌倉、京都、仙台に店舗を構える人気店。
名物の胡椒餅は複数あったが、牛肉は売切れで「豚肉 胡椒餅(470円)」を注文。
店頭に行列ができていたが、テイクアウト専門のため5分ほどで買うことができた。
こちらでもスタッフさんに聞いてみると、やはり胡椒餅ブームを実感しているらしい。ちょうど春の行楽シーズンということもあり、特に土日は混みあうそうだ。
ちなみにさきほどの四ツ谷一餅堂は、若い女性が中心だったが、こちらは世代も性別も幅広い印象だった。
台湾老劉胡椒餅の胡椒餅は先ほどよりも、ひとまわり小ぶりな気がする。
割ってみると、角煮みたいな塊がゴロっとしている。
四ツ谷一餅堂よりも胡椒餅らしさが前に出てスパイシー。八角など、台湾の胡椒餅本場感を感じられるが、苦手な人でも食べられる範囲でバランスがいい。
こちらもおいしい! 一個で満足感があるので、ちょっとした軽食やランチもよさそうだ。
・で、胡椒餅どうなの?
実際に有名店をハシゴして食べてみて、たしかに今、胡椒餅ブームは来ているなと実感した。
どちらのお店も平日に関わらず賑わっていたし、お店自体もイキイキとしていた。そして、あの胡椒のピリピリとした刺激がクセになるし、正直、台湾で食べたときよりもおいしいと感じた。
なお、どちらが好みかと聞かれたら、私は四ツ谷一餅堂に一票。味付けというよりも、肉感の好みの問題である。とはいえ、普段なかなか足を運ばないエリアでもある。次は気になる通販でも、いくつか試してみたいなぁと思う。
・今回訪れた店舗の詳細
店名 四ツ谷一餅堂
住所 東京都新宿区四谷1丁目17−8
時間 10:30~16:00(売切れ次第終了)
定休日 月、木曜日
店名 台湾老劉胡椒餅 吉祥寺店
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目11-1
時間 12:00~19:00
参考リンク:四ツ谷一餅堂・台湾老劉胡椒餅 吉祥寺店
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼台湾老劉胡椒餅は店舗裏にちょっとしたカウンターがある
▼ブーム到来の胡椒餅
▼四ツ谷一餅堂は一人2個までとなっていた