
スタバが日本上陸30周年を記念して2026年4月8日に「THE STAR フラペチーノ」の販売を開始した。こちら全部で5種類あり、1店舗につき販売されるのは1種類だけ。つまり5種類飲みたければ、5店舗回る必要がある。
地方にも昔に比べるとスタバが増えてきたが、それでも都会のように50メートルおきに店がある(地方民の印象)わけではない。地方暮らしをする記者が、5種類飲もうとするとどのような感じであるか、1日かけて試してみることにした。
・上から下までメロンたっぷりフラペ
ひと口に地方と言っても、それぞれに環境が異なるだろう。記者が暮らしている地域(市)は、県下第2の人口を擁する地域で、そこそこ便利が良い。市内だけでスタバが4店舗もある。ただし内2ヶ所で同じ種類のフラペチーノを出しているので、市内で飲むことができるのは3種類。ほか2種類は周辺地域へ足を延ばすことになる。
どのようなルートで回るのが効率が良いか考えながら、自宅を中心に車でぐるりと広く1周するようなコースを取ることにした。グーグルマップで調べるとトータルで約33㎞、移動時間だけで約1時間半かかるようだ。ちなみに頑張れば公共交通機関でも移動できるが、歩きの時間も含めると恐らく5倍ほど時間がかかるだろう。
さて、まずはじめに『THE フラペチーノ of メロン of メロン(店内飲食税込750円)』を提供している店舗へ。新年度ということもありスタバへ向かう道はそこそこ混んでいるが、比較的スムーズに到着。
店員さんに「ぜひ5店舗まわって楽しんでくださいね」と声を掛けられながら、メロンフラペを受け取る。こちらは2022年の復刻のようだが、過去作と比べて最大量のメロン果肉を使用しているとのこと。
飲んでみるとたしかに「ほとんど果肉では?」と思うほどに、これでもかというほどに入っている。混合済みのメロンベースで、ミルク変更は不可。国産赤肉マスクメロン果汁入りのメロンソースと、メロン風味のホイップクリームのホイップで仕上げており、上から下までずっとメロン。
以前にも味わったので懐かしさもありながら、改めて美味しさを確認。甘みがありながらすっきりとした後味で、1杯目からゴクゴクっと一気に飲んでしまった。さて、数分車を走らせた先に次の店舗があるので、向かうとしよう。
・朝に飲みたいヨーグルトフラペ
冒頭に書いたように、都会と言えば歩いていればスタバに当たるイメージがあるのだが、地方ではなかなかそうしたことはないように思う。がしかし、めずらしくそのエリアでは道を挟んで向かい合わせのように店があるのだ。
そちらの店舗では『THE フラペチーノ of フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト with クラッシュ ナッツ(730円)』を販売している。こちらは2015年の復刻で、カップの底にもヨーグルトを入れて過去作よりさらにヨーグルト感をアップさせているところが違いだ。
ヨーグルト、ミルク、クラシックシロップを合わせたベースで、こちらもミルク変更は不可。ストロベリー、黄桃、オレンジ、白桃の4種の果肉入りミックスフルーツジェリーと深煎りアーモンドを組み合わせている。
やや酸味のある、お腹に優しそうなヨーグルトが口いっぱいに広がって嬉しい。アーモンドもたっぷり入っているようで、フルーツよりもややナッツ感が勝るだろうか。朝に飲みたい1杯だ。
さあ、ここまでは距離的に難なくといったところ。ここから先が少し移動距離があるので、気合を入れて向かうとしよう。
・モッチモチわらびもち入りほうじ茶フラペ
市外へ出て、普段はあまり利用しない道を走る。天気も良く、ドライブが楽しい。また向かう先の店舗は、これまでに利用したところがなく、ワクワクする。数年前にできたばかりで存在は知っていたが、普段はそちら方面に用事がないので、訪れる機会がなかったのだ。
新たな出会いを生み出してくれるところも『THE STAR フラペチーノ』の良いところだなと感じる。そんなことを考えていると、思いのほかあっという間に到着した。こちらは『THE フラペチーノ of 加賀 棒ほうじ茶(730円)』を提供してくれているようだ。
こちらは2018年の復刻で、当時はほうじ茶のジェリーだったところが、新たに加賀棒ほうじ茶のわらびもちがプラスされている。そのことにより過去の加賀棒ほうじ茶フラペチよりも一層、もちぷる食感を楽しめる仕様となっているとのこと。
2018年のほうじ茶フラペは、記者の周辺だけかもしれないが、やたらめったら売れていた覚えがある。実際に当時も飲んだがほうじ茶の香りが、そりゃあ日本人は落ち着くよね、と納得でしかない味だった。
30周年バージョンのベースは、一番茶を使用した加賀棒ほうじ茶で、ホワイトモカフレーバーのホイップクリームと加賀棒ほうじ茶を使ったわらび餅がたっぷり入っている。飲んでみると確かに、わらび餅がモッチモチで美味しい!
ほうじ茶なので後味も爽やかで、しかし餅の効果でデザートを食べているような満足感も得られ、とても良い。やはり、ほうじ茶は大正解である。やや重たく、そして冷たくなってきたお腹をさすりながら次の店舗へ向かうとしよう。
・コーヒー好きにはたまらないフラペ
次はその店舗から15分ほどかかるだろうか。またひとつ隣の市で、1日で3つ市のスタバに行くことなんて後にも先にもそうそうないだろう。しかし勝手に随分離れたところにあると思っていたが、意外と近距離であることを知る。なにごとも体験してみなければ気付けないものだ。
そうして、たどり着いた先で味わうのは『THE フラペチーノ of コーヒー ジェリー(700円)』である。こちらは2008年の復刻とのこと。コーヒーをブレンドしたミルクベースに、カップの底にはオリジナルのエスプレッソローストを抽出したコーヒージェリーが敷き詰められている。
コーヒーホイップクリームで仕上げているところが、30周年バージョンならではだ。どこを飲んでも香り高いコーヒーを味わえて、コーヒー好きにはたまらない1杯。定番のコーヒーフラペチーノよりも、しっかりコーヒーの風味が感じられるように思う。こちらも、やはり美味しい。
随分お腹がいっぱいに、しかし普段見慣れない景色を眺めながらのドライブは楽しく、次が最後の1杯かと思うと淋しくすらある。いざ、この度のラストを飾るフラペチーノに会いに行こう。
・クッキーを丸かじりしているようなフラペ
そこからまた車で15分ほど走り、今回のゴールに定めた『THE フラペチーノ of チャンキー クッキー(700円)』を手に入れた。この1杯で終わりかと思うと、感慨深いものがある。運転するのはなんということもないつもりだったが、やや疲れてきたところだったので、甘そうなこちらのフラペが嬉しい。
こちらは2014年の復刻か、バニラ風味のミルクがベースで、チョコレートチャンククッキーをまるごと1枚ブレンドした豪快な1杯。5種の中では最もシンプルと言える。
30周年バージョンでは最も合う新たなクッキーを新たに開発したとのこと。さらにはベイクドチョコ&クッキーをトッピングし、ザクザク感を楽しむことができる。飲んでみると、思った通りしっかり甘い。そして、クッキーを丸かじりしているような香りと食感で、飲みごたえ十分。
老若男女が好きそうな定番の味といった感じだ。こうしてみると過去作のリメイクとはいえ、こうもタイプの違う新作フラペチーノをいっせいに味わえるとは、とっても贅沢(ぜいたく)だ。さすがは30周年の企画である。
いやはやしかし。移動時間は1時間半ほどとはいえ、店内で味わっている時間も含めると、半日ずーっとスタバを渡り歩いていたような形だ。繰り返すようにこんな経験ははじめてで、まるでスタンプラリーをしているようで、とても良かった。
レジャー感があり、大満足。ただひとつ気になって仕方がないのは、摂取カロリーだ。恐る恐る計算してみると、トータルで1698cal。アーモンドが入っているからか、意外とヨーグルトがハイカロリーだった。
記者のように1日で制覇するのでなく、何日かに分けてじっくり味わう方が、楽しみも続きカロリーも分散されてよいかもしれない。ただし、いつものように材料がなくなり次第販売終了なので、その点だけ要注意だぞ。
参考リンク:スターバックス
執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.