
新幹線での出張が多いと、不可抗力的に東京駅周辺での外食が増える。「祭」の駅弁、大丸の総菜など、いろいろ手はある。
しかし時に、弁当や総菜の気分ではなく、発車まで時間もあまりなく、行った先でのメシのあてもないなんて事も珍しくない。そういう時に、早い、安い、そして十分美味いの3項目を手堅く満たしてくれるため、リアルにそこそこ利用している店がある。
それが今回紹介する「立鮨 すし横」ヤエチカ店のランチ。ここのタイパとコスパに対しての美味さの満足度は、結構なものだと思うのです。
・改札から1分半
ということで、やってきました。東京駅の八重洲北口。東海道・山陽新幹線のりばの改札前だ。
目的の「立鮨 すし横」はヤエチカにある。しかしヤエチカは広い。東京駅一番街も隣接していて、ぶっちゃけ一括りで “東京駅の地下” という認識の方も珍しくないと思う。
八重洲北口からの詳しい行き方はこうだ。まず大丸の方を向き、下りエスカレーターまで直進する。
そのまま「大丸地下食品フロア」への下りエスカレーターに乗り、地下へ。30秒ほど直進すると左手にある。改札からここまで、私の足だと1分半だ。
改札からのこの近さが、まず魅力の1つ。仮に発車10分前まで店にいても、ほぼ確実に新幹線のホームまで間に合う。もちろん普通はもう少し余裕をもって行動しますよ。
・皆が頼むランチの「1.5」
もう1つの、そしてよりビッグな魅力が価格だ。東京都中央区八重洲2丁目という立地で、ランチの立ち食いなら12種+日替わり巻物のセット「おまかせ1.5人前にぎり」が1050円なのだ。
平日限定で10種盛り900円の「まる得にぎり」もあるが、ここの利用者で、こちらを頼む人は多くないのではないか? 私個人は見た記憶が無いし、私も頼んだことは無いし、たぶん頼むこともない。
ランチの時間帯に店で飛び交う注文は、ガチで圧倒的に「1.5で」「1.5人前で」の一言。多くのお客さんが、スッと入ってきて空いてるカウンター席の前に立ち、正面で握る職人に「1.5で」と告げる。150円で2貫+巻物の差ですからね。
なお、カウンター席には椅子も付属しているが、座ったら1150円になる点に注意。注文時には別に「立ち」とか伝える必要はない。立ったままでいれば、自動的に立ち食い価格になる。
だいたいいつもほぼ満席のイメージだが、客の注文は爆速で、鮨が出る速度は速く、客が食べる速度も速いので、回転率がとても良い。
ほら、私が「1.5で」と注文してから5秒くらいで、目の前に味噌汁と茶が出てきた。そうなんですよ。味噌汁付きなんです。ちょっとしたものだけど、嬉しいでしょう。
おおっと! 味噌汁への喜びを述べている間に、パパっと4貫出てきちゃったよ。いつもは出てくる端から食べていくが、今回はちょっと待って全体をお見せしようと思う。
おやおや、よく見たら上の写真、ピントが鮨に合ってないじゃないか。花粉症で目の調子が悪くて困るね。ようし、もう一枚撮り直そ……
!?
もう全部そろってるよ。オーダーからここまで3分半ほどであった。このスピード感! そんなに時間的余裕が無いけどメシは諦めたくない。そういう状況下での、ここの頼もしさが伝わるだろうか。
このリズム感も心地いいのだ。不快な忙しなさじゃなく、小気味いいアップテンポ。チャキチャキなバイブスですよ。
そしてこの鮨。結構ちゃんと美味いのだ! いい魚を仕入れているのだと思うが、回転率の良さもタネのフレッシュ感に貢献しているかもしれない。
ここだけの正直な話、私個人としては大手回転寿司チェーンの握りより、ここの鮨の方が平均点が高い印象っすね。
サッと入って素早く出てくる美味くて安い鮨をパッと食い、程よく膨れた腹とともに風のように去る。今回の私のリアルな滞在時間は11分でした。そういうことが東京駅で可能なスポット。お気に入りです。
東京駅でランチに迷ったとき、試してみてはどうでしょう。私のように新幹線への乗車を前に、メシ難民になった時にもお勧めです。
見ての通りそう広くない店ゆえ、稀にグループ客などでいっぱいになり、入店自体にちょっと待つ時もあるが、ご愛嬌ってことで。
【今回訪れた店の詳細】
店名:立鮨 すし横
住所:東京都中央区八重洲2丁目1(ヤエチカ)
営業時間:平日11:00~22:30(L.O.22:00)土日祝11:00~21:30(L.O.21:00)
参考リンク:ヤエチカ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.