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ヨーグルトに醬油を…!? 「カスピ海ヨーグルト まるごとSOY」が面白い / 新たなる大豆製品として

約1時間前

植物性のヨーグルトってあるじゃないですか。最近はいろんなタイプがあるが、やはり代表的なのは大豆由来の豆乳ヨーグルトあたりだろう。あの類の商品を、皆様はどうお思いだろうか。


大豆とはいえヨーグルトと銘打っている以上、やっぱり砂糖とか蜂蜜とか掛けて、朝食やデザートの「甘いもの枠」として食べる……もんだとばかり思いこんでいたのだが、筆者のその考えは文字通り甘かったらしい。というのも、先日某所で目撃してしまったのである。


大豆ヨーグルトの一種である「カスピ海ヨーグルト まるごとSOY」に「生姜醤油」をかけて供している、エキセントリックな御仁を。

・醤油て

いや、ヨーグルトに醤油て――。


しかしまあ、その御仁というのが「まるごとSOY」の会社(フジッコ)の人、種を明かせば某所というのは商品説明会である。エキセントリックどころかガンッガンの公式。公式が言うなら間違いないと思うべきか、商品愛が常軌を逸していると思うべきか。



仕方ないから自らの舌で確かめてみることにした。これがその商品、「カスピ海ヨーグルト まるごとSOY」である。


てっきり単なる豆乳ヨーグルトだと思っていたのだが、独自製法で大豆を丸ごと粉砕し、オリジナルのカスピ海ヨーグルトと同じ種菌で発酵させているらしい。ゆえに独特のねっとりトロッとした食感が楽しめるのだとか。


・そのまま食べてみる

ちょっとまずは何もつけずにそのまま食べてみよう。この商品そのもののポテンシャルも気になってきた。



しっかりとかき混ぜろと言われたので、



よく混ぜていただきます。



……おお、酸っぱいんだ。


「もったりした豆乳」あるいは「液体状の豆腐」をイメージしていたのだが、口に入れてすぐ感じる軽い酸味に驚いた。まあ一応発酵食品たるヨーグルトなのだから当然か。



しかしすぐ畳み掛けてくる濃厚なコク。味は酸味に慣れればあとは ほぼ豆腐なのだが、この濃厚さはちょっと豆腐には出せない。豆の味もしっかりしつつ何だこのクリーミーさは。びっくり。


・蜂蜜で食べてみる

続いて、普通のヨーグルトよろしく蜂蜜で食べてみよう。自認はあくまでヨーグルトなんだもんねキミ。



悪くはない……が、いかんせん乳製品のヨーグルトに比べると味の主張がない。本体の酸味も豆の風味も蜂蜜の主張に完全に負けており、ちょっと物足りないというか、味が全部空振ってる気がする。


頑張って探すと鼻腔に微かに大豆が香るが、じゃあそれが蜂蜜と合ってるのかってーとだいぶ微妙であり、これ「丸ごとSOY」でやる必要ある? という感じ。


・本丸:醤油

……さて、いよいよである。コイツに、


コイツを、


こう。



日本料理では珍しくもないが、大豆同士の夢の共演。ちょっと見た目がよろしくなくて恐縮である。あとあの、ほんとにすいません、生姜を切らしておりました。


運命の相手。


ぴたりとハマっている。収まるべきところに収まった感じ。大豆同士のよしみで醤油がヨーグルトの良さを存分に引き立て、クリーミーな質感の中に豆の旨みが強化されている。


構成としてはほぼ冷奴なのだが、違う点はほのかな酸味ともったりした舌触り、あとやはり濃さ。高級な豆腐とかの大豆の味が好きな人は本当に好きだと思う。冷奴~Ver.2.0~って感じ。


……さて。

いいのだろうか、これで。「ヨーグルトに醤油」のインパクトが強くて盛大にビックリしてしまったが、考えてみれば大豆製品同士。無事 美味しかったのは良いが、裏を返せば意外性はない。


……となれば……


・モノホンの「カスピ海ヨーグルト」を醤油で

やるしかないだろう、「ホンモノ」を。


申し訳程度に条件の統一を図るべく、同じ「カスピ海ヨーグルト」を用意。コイツで正真正銘の「ヨーグルトに醤油」ができるって寸法だ。



筆者、カスピ海ヨーグルト自体初めて食べるので興味津々である。例によって混ぜろと(パッケージに)言われたので混ぜるが、なんとなく「SOY」よりもさらに粘りが強い気がする。


・そのまま


まずはそのまま。当然ながら味も匂いもヨーグルト。


だが食感はちょっとビックリで、舌に乗せても形が崩れない。濃厚とか通り越してスライム的なサムシングを食べてるみたいである。いや良い意味でね。コクが強くてめっちゃリッチ。


・蜂蜜


続いてはヨーグルトに合わせる個人的定番、蜂蜜。


これこれ。収まるところに収まっている感じ。ハチミツのちょっとトゲのある甘さを、ヨーグルトのクリーミーさと爽やかな酸味が包み込む。やはり蜂蜜は「SOY」より乳製品のほうが合うな。


・醤油


そして……こちらが正真正銘の「ヨーグルトに醤油」です。見た目はSOYと変わらない――いざ。


……うん、なるほど。まず、不味くはない。思ったより悪くない。が、舌の上で何が起こっているのかわからない。醤油とヨーグルトそれぞれの味は分かるのだが、両者が合わさった状態を脳が処理できていない。不味くはない、ことはわかる、のだが、味の感想が本当に浮かばない。人生が交わるはずのなかった2人。


・新たな大豆製品として

うむ、面白い体験だった。


二つ食べ比べてみて思ったのだが、やはり「まるごとSOY」のほうはヨーグルトの代替というよりも「新形態の大豆製品」として扱った方が可能性が広がる気がする。あまりにも大豆すぎる。

公式ページには「SOY」を味噌汁にそのままインするレシピまで紹介されていたが、これなど完全に豆腐扱いである。さすがに材料と勇気がなくて試さなかったが、美味しくなることは容易に想像できる。


ノーマルの「カスピ海ヨーグルト」もクリーミーだったが、SOYのほうは「まるごと」と冠するだけあって濃厚さがすごい。豆の味も強いし、舌ざわりにちょっとしたザラつきすら感じる。それだけ大豆が濃い。醤油が合うのも理の当然である。


というわけで、繰り返しになるが、湯葉とか良い豆腐みたいな「大豆の味」が好きな人はぜひとも試してみてほしい。絶対にハマる。そして二個目を買う。筆者のように。


参考リンク:カスピ海ヨーグルト大豆ヨーグルトアレンジレシピ
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.

▼公式ページに載っていたほかのアレンジ「即席オリーブ塩こんぶ豆腐」も「まるごとSOY」とノーマル両方で試してみたのだが、これに関してはノーマルのほうがいい気がした。そもそもオリーブオイルと乳製品が合うらしく、フレッシュチーズみたいな感覚。ウマイ。

▼ちなみのちなみに、「SOY」の方に「ちょっといい塩」だけかけて食べるとメチャクチャ美味しかったです。大豆味とクリーミーさが際立つ。

▼そしてさらにその後あーだこーだ食べ比べているうち、「SOY+塩+蜂蜜」が1番美味しいことに気づいた。サシではすれ違っていたSOYと蜂蜜が、塩が間に入ることで団結する。「多くね?」程度の塩をふってしっかりめに混ぜてから「少なくね?」程度の蜂蜜をかけて軽く混ぜると美味いです。

▼え種類別生菓子!?!?

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