
建ち並ぶ雑居ビルにガチ中華が潜む池袋中華街。私(中澤)がそんなガチ中華のジャングルを冒険し始めて2週間、また気になる看板が出ているのを見つけた。看板は、池袋西一番街から境となる文化通りを渡ったところに出ていて、駅に帰る途中に発見したのだが……
「ランチバイキング1000円」と書かれているのである。いくら何でも安すぎる。これってガチのバイキングなんだろうか? そこで調査のため、その看板が出ていた『巴渝菜館(パユーサイカン)』に入店してみたら、衝撃を受けた。
・ガチ中華ランチバイキングには2種類ある
池袋中華街のガチ中華ランチバイキングには2種類の制度がある。ランチメニュー1品注文で副菜数品が食べ放題になるパターンと、前払いで中華料理20種くらいが食べ放題のパターンだ。
今まで出会ってきた経験から言うと、前者は大体1000円未満、後者は1200円以上となっている。そして、よく見たら看板のランチバイキングの項目には「単品メニュー1000円以上注文でご利用いただけます」との説明が書かれていた。
・あの看板なんやったねん
看板の情報から推察するにこれは前者だ。でも、それにしては注文できるランチメニューの写真とかはないし、副菜の記載もない。それがこれまでの副菜ミニビュッフェ店と違うところだけれど、私の経験は言っている。「これは副菜ミニビュッフェだ」と。だが、入店してみたところ……
中華20種のバイキングだった。
嘘だろ!? ちなみに、一品注文とかのシステムでもなくて、入口入ったら「バイキングにしますか?」と聞かれて前払いであった。店員さんによると、時間は1時間で大皿は1人1枚を使うルール。価格は税込1100円だった。あの看板なんやったねん! あらゆることが入ってみないと分からなすぎる……!!
・踏み入る
これぞ池袋中華街、雑居ビルの中に別世界が広がる街──。一瞬白昼夢を見た気分になったけれど、夢と言えば今も夢の中なのかもしれない。なにせ、ガチ中華20種が1100円で食べ放題なことはリアルなのだから。
間違いなく池袋中華街最安級のランチバイキングと言える。いや、池袋中華街に限らずとも、種類豊富なガチバイキングでは最安級じゃないだろうか。2026年2月現在、食べ放題1100円は世界線が違いすぎる。
・注意点
そんな最安級のコスパが知られているのか、店内は本場の人で満員だった。その喧騒はガチの中華食堂状態である。なお、料理の味は普通。食べログを見ると四川料理であるようだが、少なくともランチビュッフェに関しては、シビ辛がキツイようなメニューはほぼなかった。逆に言うと、ストライクゾーンの広い味とも言えるだろう。
私が店を出る頃には、順番待ちの人で待合スペースも埋まろうかというくらいになっていた。1つ、注意点があるとすれば、平日昼からそれだけ混んでるゆえに、ほぼ確実に相席になることだろうか。池袋中華街のガチ中華の中でも、店内や席は雑多な方だから、そういった雰囲気が苦手な人には向いていない店かもしれない。
ビルの外に出ると相変わらず人通りの少ない池袋西一番街が見えた。平日昼間は眠っているようなストリート。エレベーターに乗ると、ガラッと世界観が変わる。まさしく異世界エレベーターだ。これも池袋中華街の醍醐味と言えるかもしれない。日常に帰ってきた気分になった私であった。
・今回紹介した店舗の情報
店名 巴渝菜館(パユーサイカン)
住所 東京都豊島区西池袋1-29-7 池袋大野ビル4F
営業時間 11:00~15:00、17:00~23:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼雑居ビルに入ると
▼世界観がガラッと変わる
▼味のストライクゾーンは広め