
気づいているだろうか。
ハーゲンダッツは実は毎年、年末年始にいちごフレーバーを投入していることを(とはいえ、同時期にいちご味を出すメーカーは他にもあるのだが)。
2026年1月20日にも、クリスピーサンド「贅沢いちごミルク」とバーでは初となる紅茶フレーバー「ロイヤルミルクティークランチ」が発売された。
どちらも気になる新作だが、私の興味は別のところにあった。
なぜハーゲンダッツは、毎年この時期にいちごフレーバーを出すのか。気になったので、その理由を聞いてみた。あわせて、2商品を実際に食べてみた感想もレポートする。
・バー初の紅茶フレーバー「ロイヤルミルクティークランチ」
まずは、バータイプの「ロイヤルミルクティークランチ」から見てみよう。
ハーゲンダッツのバーで紅茶フレーバーが登場するのは、意外にも今回が初めてだという。
アイス部分はダージリン茶葉とアッサム茶葉を使用したミルクティー味になっており、それをミルクティー風味のチョコレートでコーティングしているという構造。
想像していたよりも紅茶の香りがしっかりしていて、
濃いっ!
ミルク味が勝つタイプではなく、めちゃくちゃミルクティーだ。さらに中には紅茶ソースが入っており、ここでちょっと味がシャープになる感じ。
外側のチョコレートにはフィアンティーヌが混ざっており、ザクザクとした軽い食感もアクセントに。甘さと香り、食感のバランスがよく、「甘すぎない上品な紅茶アイス」という印象。
だが、子どもたちからは「大人の味がする」という感想もあり、どちらかといえば大人向けのフレーバーかなと思う。
・いちご×ミルクの王道「贅沢いちごミルク」
続いて、クリスピーサンド「贅沢いちごミルク」。
白いウエハースに、ピンク色のチョコレート、中にはいちごソース入りのミルクアイスという構成。
こういう挟んである系は、つい分解してみたくなるタイプなのだが、相手はハーゲンダッツである。もったいないので、我慢する。
サクッとしたウエハースの食感と、「一日に2つもハーゲンダッツを食べる」というわずかな背徳感を乗り越えると……
いちごミルク~~~
そのままの感想だが、忠実にいちごミルクでありつつ、ハーゲンダッツらしい繊細さもある。最初はミルキーな印象だが、甘酸っぱいソースによって、ぐっとフルーティーな味わいへと変化する。
子どもたちにはこちらのほうが好評だった。
・なぜ年始に “いちご” なのか? ハーゲンダッツに聞いてみた
ところで冒頭でも触れた通り、ハーゲンダッツといえば、年末年始にいちごフレーバーが登場するイメージを持つ人も多いはずだ。
たしかに、この時期はいちご味を出すメーカーは多い。しかし、毎年のように年末年始の新商品にいちごを持ってくるのは、なにか理由があるのではないか。
もしかすると、実はちょっと面白い答えがあるかもしれない。……というわけで、ロケットニュースのためという名目にかこつけて、ハーゲンダッツの方に聞いてみた。
すると、ありがたいことに早速返信があり……
「いちごは幅広い方に親しまれやすく、甘酸っぱい味わいがハーゲンダッツの濃厚なミルクと相性の良い素材です。年末のご褒美感や、年始に春を先取りできるフレーバーとして、いちごを使用した商品を展開しています」
なるほど、「ご褒美感」と「春の先取り」という位置づけらしい。社内ではきっと、十分に検討を重ねたうえで、「今年もいちごでいきますか」「異論はありません」という、平和な結論にたどり着いているのだろう。
でも、実は社長が年末年始になると必ずいちごフレーバーの新商品を食べないと落ち着かない体質、という説もあるかもしれない。
・紅茶派もいちご派も満足できる組み合わせ
残念ながら(?)ハーゲンダッツの方からの回答は特別意外性のあるものではなかったが、とりあえず年末に自分をいたわる余裕のなかった人には、いまからでもちょうどいい言い訳にはなりそうだ。
どちらも期間限定なので、気になる方はお早めに。
参考リンク:ハーゲンダッツ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼1月20日発売の「ロイヤルミルクティークランチ」も「贅沢いちごミルク」。筆者はベルクで各301円(税込)で購入。
▼「ロイヤルミルクティークランチ」は大人向けの味