
先日X(旧Twitter)を眺めていたところ、森永製菓のとある投稿を見つけた。
内容は「砕(くだき)」というアイスを発売します!」というものだ。な、なんだかアイスにしては打撃力が強そうな名前だな。
「なんでこんな名前がついたんだろう?」と気になって購入してみたところ……
え、これってもしかして、大人こそ楽しめるアイスなのでは────……!?
・罪の味
「砕」の正式名称は「砕<MARIE&ホワイトチョコ>」。
2025年9月30日からコンビニで、2025年10月14日からルートを拡大して販売されているらしい。筆者が購入したコンビニでは税込み259円で購入することができた。
筆者は今回初めてこのアイスの存在を知ったのだが、実は昨年にも販売されていてSNSで話題になっていたようだ。今年は味の調整をして再発売したんだって。
さっそく蓋を開けてみると……
!?
なんと、中にはビスケットの「MARIE(マリー)」が丸々1枚入っていた。
これを「砕いて」食べるから、「砕」という名前になったらしい。斬新……!
ビスケットにスプーンを突き刺すという行為は初めてだったので少し緊張したが、これが正しい食べ方ということで遠慮なく砕かせてもらった。
砕いたビスケットをアイスと一緒に口の中に入れてみると……
幸せの味~~~~!!!!
アイス部分は商品名にも入っているとおり、濃厚なホワイトチョコ味だ。まろやかな甘さとビスケットの香ばしい味が混ざり合って、2つのおいしさを同時に楽しめる。
MARIE自体は思っていたよりしっとりとしていたけど、周囲にサクサクのビスケットクランチが散らされていたり、アイスの内側にパリパリ食感のホワイトチョコが混ざっていたりして飽きない食感に仕上がっていた。
「罪の味がする」と思いつつ味わっていたところ……ふと思いついてしまった。この味と食感、もしかして──……
・罪を重ねます
ということで用意したのは、みかんの缶詰・ホイップクリームの素・デコレーション用のチョコレート。
これらを「砕」にトッピングしたら、パフェみたいになってもっと幸せになれるんじゃないだろうか。
ということで、まずは「砕」をいいかんじのカップに盛り付けて……
こうして、
こうして、
こう!!
完成!!
普通はパフェを自作しようと思ったら、コーンフレークやビスケットを追加で盛り付ける必要がある。
しかし「砕」にはすでに2種類のビスケットが入っているので、あとは好きなトッピングでデコるだけでOKだった。
こんなに盛り盛りのスイーツを食べるのは久しぶりだ。アイスが溶けないうちに、急いで口の中に入れると……
やっっっっっばい。
ただでさえ濃厚でギルティだった「砕」が、さらにギルティさを増している。濃厚な甘みとみかんの酸味がよく合っていてめちゃくちゃおいしい。
久々にこのレベルの激甘スイーツを食べたな……一口食べただけで「とんでもないものを作ってしまった」と確信した。
これだけたっぷり生クリームやチョコスプレーが乗っているのに、ホワイトチョコの味はしっかり感じられる。「砕」がいかに濃厚なのかがよく分かった。
ただ、サクサクとした食感は「砕」をそのまま食べた時より控えめだったかも。
ちゃんとビスケットクランチも入れたはずなんだけど、生クリームとかみかんの食感に飲まれちゃったのかな……?
あまりにもおいしかったので、気づいた時には完食していた。「砕パフェ」、アリだと思います……!
・大人にこそおすすめ
久しぶりに激甘スイーツを食べられて大満足だったけど……これ、胃もたれ一直線コースでは?
筆者は胃もたれを起こしやすい体質のようで、こういったスイーツを食べた後は大抵胃の不快感に苦しんでいる。
今回も覚悟しておかないとな、と思っていたのだが……胃もたれを起こすことはなかった。
理由を考えてみたところ、「おそらく量だろうな」という結論に行きついた。
確かに生クリームやアイスは食べたけど、自分で量を調整できたので一般的なパフェよりはかなりボリュームが少なめだった。
そのため、胃が弱くても もたれることなくパフェを楽しめたのだと思う。
胃もたれをするようになってしまった大人でも、無理せずパフェを楽しめる「砕」……最高では!?
ということで「砕」は、大人の方にこそおすすめしたいアイスだった。もちろんそのまま食べても十分おいしかったので、気になった方は是非試してみてはいかがだろうか。
参考リンク:森永製菓、X @MorinagaIce
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
▼今回初めて「クレミーホイップ」という商品を使ってみたのだが、牛乳を入れて混ぜるだけですぐにホイップクリームができて便利だった
▼「砕」の栄養成分表示はこんな感じ