ロケットニュース24

新宿2丁目で変態仮面の恰好をして捕まった男性にインタビュー「ハメられたのか?」

2025年10月8日

眠らない街・新宿2丁目。夜ごとネオンに人が集まり、雑居ビルからはカラオケが響き渡る。なんなら夜を越えて朝、路上に人が転がってることもあるからなかなかだ。

そんな新宿2丁目で変態仮面の恰好をして捕まった人物がいるためインタビューしてみた。捕まった人の気持ちは捕まった人にしか分からないからね

・創始者が捕まる

その人物の名前はYoshio。そう、ロケットニュース24の創始者だ

実はYoshioは、P.K.サンジュン記者にそそのかされて8年前に路上で変態仮面の恰好をした挙句おまわりさんに捕まっている。「【実話】変態仮面のコスプレで交番に行ったら、危うく逮捕されかけた話」という記事でその詳細が確認できるぞ。

「逮捕されかけた」という言い回しからも分かるようにギリ逮捕はされてない本記事。だが、交番に連行はされて取調べは受けている。もうそれだけでこちらとしてはお腹いっぱいなんだけど……

実はこの事件にはまだ語られていない裏側が存在する。それが私(中澤)が見た側面。創始者が捕まった時の事務所である。

・事件の裏側

その時編集部にいたのは私と姉妹サイトのPouchの女性ライター1人のみ。真昼間だったし、当時はいつもそんな感じだったのでほのぼのと仕事をしていた。パチパチとPCのキーボードを打つ音だけが響き渡る静寂。その静寂を切り裂いて電話が鳴った。

電話に出る彼女。背中越しに聞こえてくる声色の変化で彼女が青ざめているのが伝わってきた。二言目から急転直下していくテンション。これはただごとではない。そう思っていると、電話を一旦保留にして彼女はこう言った。「Yoshioさんが捕まりました!」と

茶を吹いた。創始者が捕まった場合どうすればいいのか? 釈放の手順とか知らんで。とは言え、今私1人しかいないから私が対応するしかない。最悪、ロケットニュース24が解散するのではないか。

・交番の中の混乱

走馬灯のようにこれまでのことを考えていると、「服を持って交番まで来て」という連絡であることが判明した。どういう状況なのかは分からない。しかし、警察の言う通りにするしかない。

そこで服を持って四谷警察署御苑大通交番に行ったところ、交番の中でYoshioとP.K.サンジュンが立たされていた。逮捕ではないけどちゃんと捕まってる……!

平謝りで入っていったところ、先生に怒られた中学生みたいになぜかちょっとイキるP.K.サンジュン。ここでイキるのはガチで恥ずかしいからやめて……! すみませんすみません!!



・捕まった人にインタビューしてみた

そんなわけで、私の目からはP.K.サンジュンにハメられているように見えたYoshioに当時の気持ちを聞いてみた。警察に見つかった時ってどんな気持ちでしたか?

Yoshio「その時は全く悪いことをしてないと思ってたんだよね。だから、なんで怒鳴られているのか全く意味が分からなかったよ」


──意図的に通行人に裸を見せようとしたわけではない?


Yoshio「それはないね。ガムテープなどで大事な部分は完璧にブロックしたし、裸ではないと思っていたからね」


──交番にいる時はどんな気持ちでしたか?


Yoshio「不安、恐怖の一言だね。逮捕されたらすべてが終わると思ったよ」


──なぜそんなことをしようと思ったんですか?


Yoshio「サンジュンにやろうと誘われたから」


──やっぱりハメられた?


Yoshio「それは思ってないね。上司である俺が止めるべきだった。多くの人に迷惑をかけたので」


・アウトはアウト

泣くよりも混乱やパニックが先行していたというYoshio。確かにイキってたP.K.サンジュンとは対照的に、Yoshioはガチ真顔だったことを覚えている。後からP.K.サンジュンに聞いた話によると、おまわりさんに「上司を呼べ!」と詰められて「私が上司です」と答えたという。

リアルタイムの混乱が伝わってきた捕まった人へのインタビュー。どうやら黒歴史となっており8年経った今も猛省している様子。そそのかされた結果だけに若干可哀相ではあるものの……アウトはアウトだ。後悔先に立たずとはこのことだろう。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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