
東京・有明にある「東京ベイ有明ワシントンホテル」。
現在、プラモデル「ガンプラ」とのコラボレーション企画「ガンダムR(リサイクル)作戦 with WHG HOTELS」が開催されている。
私は、ガンプラにそこまで詳しくない。
けれど、この特別ルームはなんか気になる……!
ということで、筋金入りのマニアである友人を連れて、特別にガンプラルームをのぞかせてもらった。
・扉を開けた瞬間、宇宙基地!
新交通ゆりかもめ「有明駅」から3分ほど歩くと「東京ベイ有明ワシントンホテル」に到着。
ロビーでは、ミニガンダムが出迎えてくれる。
このサイズをミニと言っていいのかわからないが、実物と比べたら、間違いなくミニサイズである。
マニアでなくとも、なんとなくワクワクして、期待が高まる。
それでは、早速気になるコラボルームへ。
扉から特別デザインになっているので注目だ。
部屋に入った瞬間、思わず「すごいぃぃぃ」と声が出た。
ここだけのオリジナルのデザイン壁画、青に統一されたカーテンやランプカバー、神秘的な照明など、まるで宇宙基地に入り込んだかのような没入感だ。
隣でマニアが、興奮気味にこうコメント。
「部屋全体がガンダム仕様になっていて、ホテルの一室でありながら、テーマパークのようなこだわりを感じる空間にテンションが上がる!」
・コックピット感覚のデスク
部屋に、三方向を囲むデスクも設置。
ここではガンプラづくりに没頭できるよう、ワークステーションなどが揃っていて本気の制作環境になっている。
ここでもマニアにコメントを求めてみたが、
「広い作業スペースに、ニッパーやヤスリなど必要なツールが完備されていて、ガンプラ制作がはかどる設備に感動! 室内は薄暗く設定されているが、手元はしっかりライトで照らされ、集中のしやすさと作業性が両立している。」
とのこと。なるほど。コメント力がすごい。
私は「立派な机だな〜」くらいの感想だったが、やはりマニアの目線は細かい。
ちなみに、これランナースタンドというらしいが、私はフリマサイトのサイズチェック用に見えて仕方なかった。
・マニアは黙々、私はベッドの座り心地チェック
マニアは、そのままプラモデルを組み立てつつ、担当者さんとガンプラトークで大盛り上がり。
ちなみに制作しているのは宿泊者に無料で配布される「エコプラ」の体験キットだ。
ガンプラファン必見のこちらのプラモデルも宿泊者プレゼントらしい。
すごい!
というか、こんなに複数の大人に見守られながらよく集中できるなぁ……。
一方の私は、ベッドの座り心地を確かめたり、窓からの景色をのぞいたり。楽しみ方の方向性がまるで違う。
・わずか15分で完成! 撮影も充実
そんなこんなで、15分ほどでプラモデルは完成。
部屋にはジオラマミニステージも用意されていて、作った作品をその場で撮影できる。
突然だが、ここでクイズ。下の写真、どこで撮影したでしょうか?
正解はベッドカバーの上。
こちらもコラボルーム特別仕様の月面デザインになっていて、ベッドの上に立たせるだけで、まるで宇宙に着陸したシーンを再現できてしまった。
こういう遊び心もこの部屋の魅力だ。
・まとめ:知らなくても楽しめる、知っていればもっと熱い
ロビーにはプラモデルのランナー回収ボックスが設置されており、ガンプラ制作で残ったランナーを入れると再生資源になる仕組みになっている。
遊んで終わりではなく、次につながる循環を意識できるのもポイント。さらに、投入と同時に「ハロ」の音声を聞くことができるのも面白い。複数バージョンがあるので、ぜひ録画しながら試してみてほしい。
このガンプラルームの宿泊料金は1泊1室4万5000円。
正直安くはないが、それでも “ここでしか味わえない非日常” を求めて訪れる人が多いというのも納得だ。私はガンダムに詳しくなくても「宇宙船みたいな部屋だ!」とワクワクできたし、マニアの友人は「開催期間を延長してほしい!」と目を輝かせていた。
残念ながら、ガンプラルームは8月31日で終了となってしまうが、こちらのホテルでは、ほかにもユニークな取り組みを展開・計画しているらしい。
なかでも私が気になったのは、8月18日から始まった「リカバリーステイプラン」。
睡眠の質を高め、心身の回復を促すことを目的にしており、マットレスやパジャマ、枕にまで工夫が凝らされているという。
お台場で遊びつくした後に泊まるのにもよさそうだし……最近疲れやすいアラフォーの私にはめちゃくちゃ良さそう。
最後に担当者から「どんな特別ルームがあったら泊まってみたいですか?」と質問された。
私の答えは……「工場見学をテーマにした部屋です!」
部屋の中で、コンベアが動いていて、次々と何かが流れていたら最高だな……と、つい妄想してしまった。
参考リンク:ガンプラコラボルーム
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
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