2024年10月16日から、サイゼのグランドメニューが改訂された。公式のリリースによると、メニューのデザインが変わったということがビッグに報じられている。
森本千絵氏を起用し、より洗練されたものになったもよう。それは素晴らしいことだ。ではビジュアルが変わっただけで、提供される料理は同じままのか? 否! 今回の改定でも新しく登場した料理と、消えた料理がある。さっそく食べてみよう。
・ポテト
サイゼの提供メニューは地域ごとに微妙に違いがある。今回訪れたのは池袋の店舗だ。一通りメニューをチェックしたところ、New! と書かれていた料理は「スイートコーン」と「ポテトのグリル」の2つだけだった。
そして消えた「カリッとポテト」。そう、あのキューブ状のポテトが消えたのだ。単品として消えただけでなく、チョリソーやハンバーグにそえられていたポテトも変わっている。
コーンはともかく、ポテトについては全ての「カリッとポテト」が「ポテトのグリル」に変化したと見て良さそう。
さっそく注文したのがこちら。
つまりハッシュドポテトだ。ふっくらサクサク。従来のキューブ状のやつとは全く別物だが、これはこれでいいと思う。
自分で風味を整えるのもいいだろう。今回は試さなかったが、何か別のメニューと組み合わせてさらなる可能性を探るのも面白そうだ。
つけあわせとしての性能もチェックしよう。
これまでとの違いは、食べるまでもなく実感できた。これは私が齧ったのではない。フォークで刺して持ち上げようとしたら、崩れたのだ。
そう、ハッシュドポテト化した結果、ソース等の液体との親和性がアップしているのだ……! ようは馴染みやすく、吸いやすいということ。
これもハンバーグのソースを吸って柔らかくなり、崩れたというわけだ。ソースの染みたポテトは美味い。まあまあプラスな側面ではなかろうか?
従来のは、あまりそういう感じではなく、その名の通りカリカリ感を維持する能力が高かったように思う。それはそれで良さがあったが、ハッシュドポテトにはまた別の良さがある。
1つマイナスになったであろう点を述べるなら、それはボリュームだろう。2個しかついてこないので、総ポテト量は減った気がする。
・コーン
続いては「スイートコーン」だ。
たっぷりのコーンに、パルメザンチーズと、オリーブオイルがかかっているものだと思う。
けっこう甘くておいしい。パンチ力のあるメニューかと問われると、何とも言えないが、つけあわせのコーンが大好きだったという方には嬉しい新メニューではなかろうか。
Wチーズ
最後はメニューに載ってない情報だ。ピザである。
6月のメニュー改定の際に、ピザのWチーズの情報がメニューから消えた。それについては当時の記事で報じている。
何だかんだでその後も、私の利用する店舗ではWチーズがオーダー可能だったのだが、此度の改定でもメニューからは消えたまま。
いよいよ完全に存在を抹消されていてもおかしくない。そこで実験してみたところ……
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オーダーできた。
伝票もこの通り。ちゃんとWチーズだ。
ちなみにオーダー方法は、私の利用した池袋の店舗だと、ピザシリーズの番号である「220X」の「0」を「5」に変更すればよい。
例えばコーンのピザなら「2206」を「2256」へ、ソーセージなら「2208」を「2258」にすればWチーズになる。6月に店員さんに埼玉の店舗でWチーズについて色々聞いた際に仕入れた情報だが、池袋の店舗でもまだ有効だった。
全ての店舗で可能なのかは不明だ。しかし少なくとも、Wチーズはまだ絶滅していないことが明らかとなった。
参考リンク:サイゼリヤ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.