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新宿で1個2000円のおにぎりを発見! ビビりながら買ってみた → 半分に割ったらさらにビビった

2024年9月30日

何もかもが値上がりしている今の日本だから、多少高いものが出てきてもビビらない──そう思っていた時代が自分にもありました。というか、この記事を書く1時間前までそう思っていました。だけど……だけど!!

ビビった。おにぎりにビビった。なんといっても1個2000円!! いちおう言っておくが、イクラとかウニが入っているわけではない。味噌のおにぎりが1個2000円なのだ。いや〜すごい時代になったもんですな。

・新宿で発見

私が問題のおにぎりを見つけたのは、新宿にある「おにぎり まんま」というお店。


以前は「おにぎり ぼんご」の名前で営業していた……と聞いた時点でピンと来た人だっているかもしれない。

なにせ、「ぼんご」はおにぎり好きの間で知らない人がいないくらいの名店。当サイトでも過去に何度か紹介しており、なんなら「まんま」も以前に紹介している。

というか、「まんま」は当編集部の近くにあるので、私が通勤するときに店の前を通る。つまり、「まんま」に立ち寄る誘惑と戦いながら日々出社しているのだが、ここ最近は結構な確率で負けている。

それほど、「まんま」は美味い。というか、オープン当時は凄まじい行列を作っており立ち寄りにくかったが、最近は比較的空いていることが多い。じゃあ寄っとかないと損だろ……みたいな心理が働いて、誘惑に負けてしまうのだ。これは完全に不可抗力


ただ、先日の負けはあまりにも酷かったと自分でも思う。というのも、店に立ち寄ってしらすのおにぎり等でお腹を満たしただけでなく、2000円の高級おにぎりをテイクアウトしてしまったのだから!



というわけで、持ち帰った2000円のおにぎり(正式名『スペシャル20年味噌にぎり』)がこちらです。


サイズ的には、「まんま」の他のおにぎりと大して変わらない


それはつまり、コンビニおにぎりと比較したらメチャクチャ大きいってことだが、サイズより何より特徴的なのが香りである。

ラップ越しでも、香ばしい味噌の香りがフワ〜っと漂ってくるのだ。


なんでも、この2000円おにぎりは「成熟20年を超えた超長期熟成味噌」を使用しているとのこと。だからなのかよくわからないが、とにかく香りがすごい。

それだけ味噌をたくさん使ってるんだろうか? ってことは、中身も味噌なのかな? 気になったので、2000円おにぎりをお皿に置いて箸で割ってみた。すると……



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> 具なし……! <
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いちおう言っておくが、中に具が入ってないからといってディスる気持ちは1ミリもない。むしろ敬意。素材に絶対の自身があるからこそ出来ることなのだから。「ソースはつけずに塩だけで召し上がってください」という方針のステーキ店と同じである。



ちなみに、「まんま」では具なしの海苔なしが370円で、高い方だと筋子入りのおにぎりが750円となっている(2024年9月26日時点)。


つまるところ、『スペシャル20年味噌にぎり』は 具なし海苔なし(でも味噌はあり)という仕様でありながら、筋子の3倍近い価格ということになる。

もはや意味がわからない。でもきっと美味いんだろうな……と思って食べたら、予想どおり味噌がすごい。ただ意外だったのは、甘じょっぱい系の分かりやすい味噌感ではなかったこと。

どこか酸味のある味噌で、旨味が後から じんわり来る系。間違いなく美味いし、香りもすごいが、食べる人を選びそうな味である。


私のように「おにぎりの具は しらすが1番」って人は無理に頼まなくてもいいかな……と思う一方、素材の良さを存分に味わうという意味では、これこそ「まんま」の真骨頂な気がする。

ただやはり2000円。決して安くはないと感じるが、たとえば、「素材の良さを存分に活かしてる寿司」を味わおうと思ったら2000円じゃ済まない。そう考えたら、『スペシャル20年味噌にぎり』は安いと言える……のかもしれない。

結局のところ、もはや私には高いか安いのかさえも分からない。それほど異次元。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 おにぎり まんま
住所 東京都新宿区新宿三丁目14-23 マヤビル1階
時間 8:30~21:00

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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