工場直売所を訪ね歩く私（佐藤）が、かねてから行きたいと思っていた直売所がある。それは、大阪発祥のロールケーキ「堂島ロール」のお馴染みの「モンシェール」の直売所だ。江戸川区葛西の直売所は週に2回しか営業していないため、なかなか訪ねることができなかった。
ようやくお店を訪ねて、念願の商品を買うことができた！ それは堂島ロールのはしっこをまとめた「はしっこロール」だ。どんな食べ物も端っこが1番美味い！ 私はそう考えている。だって、食パンは耳が1番美味いし、平目もえんがわが1番美味いもんね！ したがって、これも美味いに違いない！ 購入してその味をたしかめてみた。
・週2回の営業
このお店、モンシェール葛西アトリエは月曜と水曜しか営業していない。しかもはしっこロールは人気商品と聞いている。「訪ねても売り切れだったらどうしよ……」、ムダ足を恐れてなかなか訪問できなかった。
そんなある日、朝から動けるチャンス到来！ 行くっきゃない!! ってことで、東京メトロ東西線で葛西駅を降り、そこから徒歩約20分でお店へと向かった。
ちなみにバスを利用すれば、約10分でたどり着くことができる。
店舗はココスの隣。外観はお店というよりも工場の入口といった感じ。初回訪問時には一瞬戸惑うかも。
なお、お店に駐車場はないので、車で訪ねる場合は近隣のコインパーキングを利用しなければならない。駅から徒歩かバスがもっともスムーズなアクセス方法ではないだろうか。
入口を見ると、営業日と時間が貼り出されている。
営業時間は11時から完売まで。営業日は基本月曜・水曜。お盆の時期は変則で日曜営業も行っていたようだ。9月の営業スケジュールは公式X（Twitter）で告知されるので、訪ねたい人はフォローしておくと良いだろう。
私の狙いは、はしっこロール一択である。お店に到着したのは11時20分頃だった。若干出遅れたか？ と思いきや、この日用意されていたはしっこロール3種（メロン・堂島・バニラ）は全部あった！ やったぜやっと買える！
ただしバニラは冷凍のはしっこで、解凍には冷蔵庫で約5時間かかるとのことだったので、メロンと堂島のはしっこロールをそれぞれ1個ずつ購入した。価格はそれぞれ税込500円である。
・はしっこが1番美味い！
自前で用意した保冷バッグに商品を入れて、無事に帰宅。遠方から訪ねる方は保冷バッグを持参することをおすすめする。
商品にはそれぞれ保冷剤を入れてもらえるけど、帰宅まで1件寄り道を予定していた私は、コンビニで凍ったドリンクを買って、保冷剤代わりに一緒にバッグに詰めて持ち帰った。
ご覧頂こう、これがはしっこロールです！
左が堂島ロール、右がメロンロールのはしっこだ。
横から見ると、普通のロールケーキのようだけど、上から見ると、はしっこを寄せ集めたものであることがわかる。
はしっこの集合体とはいえ、通常のロールのハーフサイズと同等。それが500円で買えるんだからめっちゃお得！ 私の持論「はしっこ1番美味い」説にしたがうなら、はしっこが本命といってもいい。はしっこはオマケじゃない！
それぞれ1切れずつ器に盛って頂きましょう。
そもそもクリームたっぷりの堂島ロールは、偶然から生まれたそうだ。2003年に最初のお店がオープンした時、ロールケーキがたちまち完売してしまったのだとか。
本来ロールケーキとは “巻き上げた生地” を食べるものだが、足を運んでくれたお客さんに1人でも多く届けたいという思いから、生地を節約してその分、たっぷりのクリームを包んだことから “クリームを食べるロールケーキ” になったのだとか。
その偶然から生まれた堂島ロールのはしっこは、ケーキを食べているというよりクリームを食べている気持ちになる。口に入れた瞬間からクリームがあふれ返るようだ。幸せな食感だな～。
メロンのロールは美味しい驚きを感じさせる。溺れるようなクリームの中で、突然メロンの果肉が出現し、甘さと香りのうれしいサプライズ。
繰り返すが、はしっこと侮るなかれ。美味しさは通常ロールと同じ。いや、私はそれ以上ではないかと考える。お得で美味しいはしっこロール。開店時間直後が狙い目だぞ！
なお、以前紹介した24時間営業のデニッシュ食パンの工場直売所「モン･シェール アヴニール」は別のお店だ。2軒は比較的近い距離（葛西と東陽町）にあるので、ハシゴをすると良い買い物ができるぞ！
・今回訪問した店舗の情報
店名 モンシェール葛西アトリエ
住所 東京都江戸川区南葛西3-22-10 コンフォートマンション1階
時間 11:00～完売次第閉店
定休日 火・木～日曜（基本は月・水のみ営業）
※支払いは現金のみ
参考リンク：モンシェール、モンシェール葛西アトリエ公式X
執筆：佐藤英典
Photo：Rocketnews24
Screenshot：Google Maps
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