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【大久保エスニック】中国人の思い出の味 / 日本初上陸「エッグミートバーガー」を食べたら “朝マックのあのメニュー” が頭をよぎった

2024年8月16日

JR大久保駅及び新大久保駅周辺といえば、K-POPや韓流スターのショップや韓国料理店がひしめき合い、原宿並みに若者の人気スポットになっている。さらにそれだけではなくエスニックの激戦区でもある。


ネパールの国民食「ダルバート」を中心にエスニックが好きな私も暇を見つけては大久保に足を運び、世界各国の料理や食材を日本にいながらに堪能している。

・新大久保駅前に “日本初上陸” の「エッグミートバーガー」

そんな私の目に入ってきたのが「日本初上陸」だという「エッグミートバーガー(南南鶏蛋肉漢堡)」だ。


というか、新大久保駅の目の前にトレーラーハウスのような店が出ているので大久保エリアを歩いたことがある人なら一度は目にしたことがあるだろう。

同店は数年前から新大久保エリアで営業していたが、数か月前に駅前の超一等地に移転してきたようだ。


看板メニューの「エッグミート(450~550円)」のほかにも「中華焼き餃子(600円)」や「鶏ガラの鉄板焼き(1000円)」、「中華クレープ(600円)」、さらには「焼き冷麺(900円)」なんていう気になるメニューもある。


今回は店名にも掲げられているエッグミートのダブルエッグ(550円)をオーダーしてみた。



・「バーガー」だけど見た目は今川焼

いかにも運気が上がりそうなおめでたい袋に包まれて提供される。


「バーガー」といいつつも今川焼(大判焼・回転焼・御座候……)のような見た目でずっしりと重みもある。


店舗内に鎮座するこのマシーンで焼き上げるようだ。


袋から取り出してみるとソースというかタレで照り照り。食欲をそそってくる。



・頭によぎるのはマックのあのメニュー

かぶりついてみると……表面はサクサクで中の生地はちょいしっとり。そしてしっかりと味つけされた分厚いチャーシューと目玉焼き状の卵が現れる。


何だか食べたことある味つけだ……。そうだ、兵馬俑で知られる中国陝西省西安で食べたB級グルメで「中国式ハンバーガー」とも称される「肉夾饃(ロージャーモー)」と似ている。


最近は “ガチ中華” の激戦区でもある東京・池袋で提供する店も増えているが、このエッグミートバーガーのチャーシューも肉夾饃の具材のように甘じょっぱくて奥の方にシナモンや八角を感じる。

いやッ、それよりも近い食べ物があった。


これは……マクドナルドのソーセージエッグマフィンだ!

エッグミートバーガーの生地が朝マックのマフィンのそれに似ている。そして生地、肉、卵の食べ味も。まさに「中華風ソーセージエッグマフィン」だ。


バーガーらしくないヴィジュアルだと思いきや、ここにきて私の中で世界的なバーガーとシンクロしてしまった。


マックのソーセージエッグマフィン以上にボリュームがあり、1つでかなり満足できたぞ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 エッグミートバーガー(南南鶏蛋肉漢堡)
住所 東京都新宿区百人町2-10-11
営業時間 11:00〜22:00
定休日 無休


執筆:田中ケッチャム
Photo:RocketNews24

▼こういった中華バーガーや中華クレープは小学校の前の屋台などで売られており、中国人にとっては郷愁を誘う味だという。日本で言うところの駄菓子のようなものだろうか。

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